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2022年10月20日
このままでは合格できないと思い、学習計画を修正しようと思っており、しかし自分の立ち位置を確認できる方法はありますか。
お問い合わせくださり、ありがとうございます。

これについては、答練や模試を受講することで相対的な位置を知ることができます。
 しかしおそらく、質問者さんが真に知るべきなのは、受験生内での立ち位置というよりかは、合格ラインとの距離とその解消法だと考えます。

 まず、予備校各社の答練や模試を受講すれば、その中での大まかな順位を知ること自体はできます。しかし、予備校の答練・模試の問題や採点の質を考えると、所詮はその予備校問題の中での立ち位置が分かるに過ぎないという面もあるので、質問者さんが真に知るべき情報、つまり「合格ラインとの距離を詰めるために何をすべきか」までは把握しにくいと思います。

 そこで、質問者さんが受験予定の司法又は予備の論文過去問を直近1年分、時間を測ってフルで起案し、その答案を信頼できる合格者や講師・教授などに見てもらうのが一手です。
 おそらくこちらの方法の方が、質問者さんが真に知りたいであろう「合格ラインとの距離の詰め方」が分かると思います。
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2022年10月17日
法曹になるのに、文系理系は関係あります?どっちが受かりやすいとか有利とかあります?ちなみに私は理系よりの文系です。
お問い合わせありがとうございます。

まず、法曹として取り組みたい分野によっては、理系の知識があった方が有利という側面はあるので、文系理系が関係してくる面はあります。
 例えば、医療系の訴訟事件を扱いたいのであれば、医学・薬学・看護といった医療系の理系知識があると案件の処理がスムーズになります。また、特許関係の業務をしたいのであれば、理工学系の知識があると役立つようです。
 そのため、法曹として取り組みたい事件類型によっては、理系知識があると有利になる面があるという点では、文系理系は多少関係します。

 次に、どちらが受かりやすい・有利かというと、これは文系理系という区分けよりも、本人の気質や頑張りによる面の方が大きいので、受かりやすさの有利不利はあまりないと思います。
 司法試験の論文は数学に例えられることがよくありますが、そのような捉え方はある意味一面的過ぎるところがあり、私の感覚としては、大学受験の国語・英語・数学が合わさった総合格闘技のような印象です。
 つまり、大量の文章を正確に読み解き、分かりやすい日本語で解答を作成するという点では、大学受験の現代文や英語長文と同じ面がありますし、基本問題の解法を理解してストックするという点では受験数学と同じ面があります。そのため、司法試験系の問題は、敢えて言うなら文理融合型の総合格闘技のようなものなので、受かりやすさという点で、文系理系は思ったほど関係しないと思います。

 また、法律学は意外と曖昧さを含むものであり、論理だけで竹を割ったように答えが出るものではありません。法律学は、いわゆる憲法の謳う個人の尊重・立憲主義を筆頭に、手続の安定や罪刑法定主義といった科目ごとの価値観のようなものがあり、この一定の価値観に沿って価値判断をする場面が多々あります。
 そのため、論理的一貫性を大事にしつつも、他方では価値判断が求められる面も多いので、法律学は、理系のような論理的一貫性と文系のような価値判断が混合している学問といえます。このような特殊性があるゆえに、文系理系どちらの人であっても、法律学の特殊性がある程度受け入れられるのであれば受かりやすいですし、受け入れがたいと感じるならば受かりにくいです。

 ちなみに、文系で受かりやすい人は、大学受験である程度数学をたしなんでいた人が多いと感じます。これはおそらく、論理的思考力を数学で鍛えているので、法律学の論理性にもなじみやすいからだと思います。
 逆に、理系で受かりやすい人は、法律学が価値判断を含むという点に抵抗がない人が多いと感じます。これは、法律学が価値判断を含むという特殊性さえ抵抗がなければ、理系の勉強で培った論理的一貫性という強みを活かしやすいからだと思います。

 そのため、文系理系という区分けよりも、①その人が司法試験系の学習を始めるまでに大学受験の国語・英語・数学をどの程度バランスよく学んできたか(≒読解力・文章表現力・論理的思考力をどの程度習得しているか)、②法律学の持つ論理的一貫性と曖昧さを内包する価値判断という特殊性にどの程度抵抗がないか、という2点が、その人の有利不利に影響する場合が多いと感じます。
 
 もちろん、①②において不利な要素がある人であっても、司法試験系の学習を通じて、単に法律知識だけでなく、読解力や文章表現力も磨いていくことを意識し、覚悟を持って集中的に学習すれば、問題なく合格することは可能です。
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2022年10月17日
基礎講座について質問です、以前購入したものを繰り返し聴くのと、最新の講座を購入してやってみるのと、どちらがいいでしょうか?(取り直したりいろいろな講座に手を出すことに抵抗はありますが)
お問い合わせありがとうございます。

これについては、最新の講座を受講した方が望ましい場合もありますが、以前の講座でも足りる場合があります。

 まず、法改正などがあった場合には、以前の講座だと未対応のおそれがあるので、最新の講座を受講した方が安全です。
 また、法改正などがなかったとしても、最新の講座の方が説明を分かりやすくブラッシュアップしていたり、新規の演習問題や最新判例を追加したりしていることがあるので、この点を踏まえても最新の講座の方に一日の長があると思います。

 もっとも、最新の講座が以前のものと比較して、特に大きな変更点がないのであれば、最新の講座を受講するメリットは小さいです。その場合は、以前の講座を繰り返し聴講すれば問題ありません。

 そのため、質問者さんが最新の講座を受講できる金銭的・時間的余裕があれば最新の講座の方が望ましいですが、その余裕がない又は受講している講座に大きな変更点がないのであれば、以前の講座の受講で差し支えありません。
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2022年10月17日
どの講座を受講するか悩んでいて・・・サンプル動画をみたがよくわからない・・・どういった基準で講座を選べばいいのか・・・
お問い合わせくださいまして、ありがとうございます。

学習状況にもよりますが、何のためにその講座を受講するのか目的を明確にして、その講座が本当に必要なのかを考えてみるのが良いと思います。

なお、入門講座であれば、予備校によって学習内容が大きく変わるわけではないので、講師の話していることが自分にとってわかりやすいかどうかで判断すると良いと思います。 (さらに読む)
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2022年10月17日
吉野先生の司法試験道場は判例の分析に非常に役立ちます。特に民法!他におすすめの講座やおすすめの判例の学習方法はありますか?
お問い合わせくださいまして、ありがとうございます。


判例学習の講座は、下記が人気です。

・大瀧瑞樹 
「民事系1位が作った会社法判例百選速習講義」
https://bexa.jp/courses/view/361

・愛川拓巳 
「コスパ最強!公法系1位が作った 行政法判例百選で学ぶ規範と当てはめ」
https://bexa.jp/courses/view/351

・国木正  
「刑事系TOPが作った刑事訴訟法判例百選講義」
https://bexa.jp/courses/view/354


判例学習をする際には、①事案の概要、②条文のどの要件について判断を示したのか、③当てはめで適示されている事実に着目をしてみると良いと思います。
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2022年10月24日
カウンセリングの付いている講座はありがたいです。4S基礎講座のカウンセリングは論文対策がメインですか?短答の敗因分析もしてもらえるのでしょうか?
ご質問ありがとうございます。

時間と回数が限られているので、基本的には論文対策に活用する方をおすすめしますが、相談内容は受講生が自由に決めることができますし、短答の敗因分析等についても相談可能です。 (さらに読む)
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2022年10月12日
フォロー 伊藤たける
弁護士/基本憲法Ⅰの共著者
東京の場所はどこですか?三田(田町)ですか?
参考リンク
お申し込みした方限定で教えています!渋谷周辺です。 (さらに読む)
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2022年10月12日
フォロー 伊藤たける
弁護士/基本憲法Ⅰの共著者
私は学部時代経済法は選択せず、コスパが悪い労働法でAでした。労働法は面白かったです。経済法は答練(あてはめ勝負)と聞きますが講義でカバーできますか?
労働法が得意ならばそれでもよいでしょうが、経済法も講義を受講すればできるようになりますよ。答練だけではなく、インプットと過去問を扱う講義は受講した方が良いと思います。 (さらに読む)
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未回答の質問
商法67回目講義において、 会社法462条2項の3項で、株主も対象となるとの事ですが、 同項には同条本文にある「金銭等の払い込みを受けた者」の記載なく、該当しないように読み取れますが如何でしょうか?
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未回答の質問
私は公法系刑事系は得意です。民事系が苦手です。先日リベンジBEXAチャンネル拝見して伊藤先生、吉野先生お二人憲法行政法を苦手とする受験生が多いと言っていました。民事系のロ-プラの講座をとるべきですか
参考リンク
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2022年10月12日
フォロー 伊藤たける
弁護士/基本憲法Ⅰの共著者
私は公法系刑事系は得意です。民事系が苦手です。先日リベンジBEXAチャンネル拝見して伊藤先生、吉野先生お二人憲法行政法を苦手とする受験生が多いと言っていました。民事系のロ-プラの講座をとるべきですか
参考リンク
もし、民事系を苦手としているのであれば、基本問題を解けるようするべきでしょう。
吉野先生の司法試験道場で短文事例問題をつぶすもよし、ロープラを受講するもよし、サンプル講義を見て、ご自身と相性がいい講座を選んでください!
その上で、ロープラが気になるなら、間違いありません! (さらに読む)
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2022年10月12日
フォロー 伊藤たける
弁護士/基本憲法Ⅰの共著者
本日案内をいただきました。集合場所が飲食店のようですが、こちらは食事が出ると言うことですか??どこをみても明記がなく…もし記載があればご容赦ください。食べていくつもりでした
参考リンク
飲食できます! (さらに読む)
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2022年10月24日
論文を書く思考を整理できそうで、4S良さようですね。しかし、全講義を受け切れるか不安で悩んでいます。時間がなくても受講可能ですか?あと飽きっぽい性格なので途中でモチベーションが下がらないかも不安です。
ご質問ありがとうございます。

他の予備校等の講座に比べると比較的受講に必要な時間は少ないので可処分時間の少ない方でも受講しやすいと思います。
モチベーションの問題に関しては、司法試験系が比較的長期間の学習を要することから多くの受験生にとって問題となるところだと思います。
BEXAの性質上進捗管理については個別指導等に比べて手厚いとまでは言えませんが、講義が30分ごとで細かく視聴できるという面もあるので毎日継続的に続けていくことでモチベーションを維持するか、最初に学習計画をある程度固めておくことで自分で管理することが考えられます。
また、4S基礎講座には4回のカウンセリングがついているので、モチベーションが下がりそうなタイミングでカウンセリングを入れることでモチベーションを維持することができるかとも思います。
受験生の中には受験生のコミュニティに参加してモチベーションの維持を図っている人もいるようなので、試してみるのもいいのかもしれません。 (さらに読む)
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2022年10月12日
フォロー 伊藤たける
弁護士/基本憲法Ⅰの共著者
自分は会社法が苦手で、それは多分...手続とかよくわかんないし、利害関係や、人物や機関の特徴をイメージできていないからだと思うんです。どうやったら、イメージできるようになりますか?
判例を読んだり、事例演習をすることでイメージが掴めるようになるはずです! (さらに読む)
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2022年10月13日
フォロー 伊藤たける
弁護士/基本憲法Ⅰの共著者
社会人受験生です。ロースクールに進学する時間とお金がありません。ですので、予備試験を考えています。これは本当に効率的でしょうか。最短合格を目指したいです。
社会人の場合、予備試験一本でまずはチャレンジしてみるとよいでしょうが、上位LSの既修コースに合格できれば、そのタイミングで進学する方がいいと思います。上位LSであれば合格率が高いですから。 (さらに読む)
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2022年10月13日
暗記派と理解派がいるそうなんですが、暗記はキーワードだけでしょうか、文章全部で覚えますでしょうか。
お問い合わせくださりありがとうございます。

キーワードを覚えることは暗記派・理解派ともにマストですね。
ただ、覚える場合であっても、理解を前提に自分の頭に定着させるというプロセスを意識して欲しいです。
(暗記派・理解派というものはあくまでも勉強の方法であり、いずれの方法でも知識を定着させることがゴールになると思います。) (さらに読む)
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未回答の質問
bexaの辰巳の講座は、アカウント利便性以外、内容や定価は辰巳で購入するのと同じでしょうか? 辰巳講座のオプションの添削者はbexa講師でしょうか?辰巳の講師(ex福田クラスは福田先生)ですか?
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2022年10月24日
4S一通り問題集やり終わりました。他の市販の教材も解いた方がいいでしょうか。それとも4Sをもう一度回した方いいのでしょうか
ご質問ありがとうございます。

過去問に挑戦するか、4Sの問題を解き直しましょう!
他に問題を解きたい場合は過去問だけでOKです。基本的に過去問は「完璧」になる、少なくとも参考答案の合格ラインは答案に再現できる程度になるまで反復することが大事です。
これは4S以外の問題集でも同じです。
例外的に問題と解答を暗記してしまったりして学習効果が減ってしまった場合には解く問題を変える必要もありますが、そこまでになるには2,3回は自力で解き直す人が多いと思われます。 (さらに読む)
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2022年10月10日
令和4年までに比べて、令和5年司法試験は、競争率が上がると聞いたのですが、どうなんでしょうか。もしそうなら、どんな対策をしていけばいいのでしょうか。
お問い合わせありがとうございます。

下記の通り、回答いたします。

まず、在学中受験が可能になることから、令和5年度の司法試験では競争率が上がる可能性が高いです。そのため、今以上にしっかりと試験対策を行うことが重要です。

 とはいうものの、何か特別な対策が必要になるという話ではありません。
 やることはシンプルであり、①基礎的な論文問題集を使って、基本問題の解法を理解して頭に刷り込んでいくこと、②論文過去問を起案して重要基本事項をブラッシュアップしながら、過去問独特の難しさに食らいつける胆力をつけること、③短答過去問の正答率を100%にまで上げて、本番で短答は8割以上取れるようにすることを目標にすべきです。

 まず①については、基礎的な論文問題の解法を頭に刷り込んでいるかどうかが、本番では合否を分けることが多いです。司法試験本番では、基本事項(どの基本書や予備校テキストにも概ね共通して掲載されており、事前準備可能な事項)と誰も知らないような発展問題が出ます。合格に必要なのは、基本問題で正解を書き切り、発展問題は条文や三段論法を駆使してあり得なくはない解答筋を出すことです。
 この際に、基礎的な論文問題の解法の刷り込みが足りないと、本番で基本問題を得点できず、合格がおぼつきません。逆にきちんと刷り込んでいれば、基本問題では確信をもって得点でき、発展問題も自分なりに考えて対処可能なのです。

 次に②については、論文試験のアウトプットの負担が非常に大きいことから、本試験問題を読み慣れているか・答案を書きなれているかが、思いのほか重要です。そのため、過去問を時間を測って検討し、答案までフルスケールで書くことで、理解を深めたり答案を書くことへの抵抗を減らしたりしていくことが重要です。

 また、③については、とくにボーダーライン上で死活問題となります。司法試験では短答の点数も最終合否判定に使われるので、短答で1点でも多くとった方が有利です。
 特に、論文の成績が1400~1500番台だったが、短答の点数が良くなかったのであと一歩で涙を呑んだ方が毎年一定数います。逆に、論文で大きなミスをしたが短答で140~150点ほど取れたので、そのまま逃げ切って合格という人も毎年一定数います。
 そのため、短答対策をしっかり行い、8割前後まで得点できるようにしておくべきです。

 以上のように、①基礎的な論文問題の解法を網羅的かつ正確に理解して頭に刷り込む、②過去問をできる限り起案して理解と筆力を高める、③短答も全過去問を潰して8割前後得点できるようにするという対策を取れば、合格できます。頑張ってください。
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2022年10月10日
将来弁護士を志しています。まずは司法試験に合格しなくてはならないと思いますが、実務でも使える科目を重点的に学習した方がいいですか。
ご質問ありがとうございます。

実務で使う知識は、実務に出てから学べば問題ないので、まずは司法試験の受験科目を勉強するようにしましょう。

また、選択科目についても、実務で使えるかといった基準よりは、自分が興味・関心を持てる科目や自分と相性の合う科目で受験すれば良いと思います。 (さらに読む)
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