ご質問ありがとうございます。
起案力というのが論文を書く力だと言う前提で答えると4S基礎講座で起案力は身につきます。
4Sとは①当事者確定②言い分③法的構成④あてはめの4段階思考プロセスです。
どのような法的問題も、問題文の事実から①当事者を確定し、②その当事者ごとに何を実現したいか、どうしたら満足するか、つまり言い分を考え、③それを実現する条文や解釈といった法的構成を示して④法的構成に事実をあてはめる…というプロセスを辿ります。
これは法的な問題であればどのような問題でも通用する普遍的な思考プロセスです。
この思考プロセスを問題演習を通じて再現し、答案に表現していくことを誰でも再現できるように考えられたのが4S基礎講座ですので、4Sをマスターすれば論文を書くことができるようになります。
また、結局のところ起案をする力というのは、①問題文を分析する力②それを法的に構成する力③答案に表現する力です。
そしてそれは上記のような4Sの思考プロセスを辿れば再現することができます。
ただ事実をどうピックアップして、評価を加えて文章に表現するかの部分で苦戦する方がいるのも事実です。
その点についても4S基礎講座では事実をピックアップするコツ、テクニック、過去問で繰り返し問われている事実のパターン、評価のテクニック、得点を最大化し、リスクを最小限にする表現ぶりなどの答案を書く技術詰まった講座ですので、起案力を鍛えるのに効果の高い講座です。