・論点はわかるけどあてはめで時間がかかってしまう…
・規範は書けるけどあてはめで事実をひっぱれない…
・規範は書けているのに点数が伸びない…
この講座は、司法試験本試験平成23年~令和4年の刑事訴訟法の過去問を題材に、最低限の合格水準を目指すことを目的としているのではなく、過去問を通して事実の適法・違法の振り分け方、視点を養うことを目的とした講座です。
刑事訴訟法は『あてはめが勝負』になる科目です。
頻出が必須といっていい「捜査」分野に関しては、多くの受験生が論点に気づくことができ、規範、そしてその考慮要素まで対策しています。
合否を分ける"差"が生まれるのはやはり事実をどう評価してあてはめるのかというあてはめの部分です。
この講座は、あてはめのために事実を即座にピックアップできるようになるため、過去問を使って適法・違法の事実を抜き出し、振り分けることで試験本番でも適切な事実をピックアップし、評価できるようになることを目標としています。
試験では毎年異なる事案が出題されますが、まったく異なる事実、今まで考えたことのないような事実ばかりが出題されることはかえって稀です。
むしろ、試験委員が求める受験生の素養は毎年同じなわけですから、違うようで実は似ている事実が出題される可能性が大いにあります。
そのため、あらかじめ過去問で適法・違法の事実を見極める訓練をしておけば、試験本番で似た事実が出題された場合、即座に反応することが可能になります。
特に司法試験本試験では、2時間の試験時間の中で比較的長文の事案を読まなければなりません。読みながら不要な事実、必要な事実を取捨選択しなければならず、これにかなりの時間をロスしてしまいます。
あらかじめ適法・違法の事実を見極める訓練をしておけば、長文の事案でも不要な事実を容易に切り捨てることが可能になります。
過去問分析とは、過去の問題から出題傾向を理解し、翌年の試験に生かすために行います。
このことはどのような論点が出題されているかという法律面だけではなく、どのような事実・事案が出題されているのかという事実面でも同様です。
この講座は、そんな事実面に重きを置き、何が出題されたよりもどういう事案が出題されたのかを意識して次に生かすための準備をするための講座です。
この講座は、刑事系TOP合格の国木正先生が、刑事訴訟法の問題文を読み進めながら、適法・違法になる事実を色分けでマーキングし、適法・違法の視覚化を行います(黄色が適法、水色が違法)。
一般的な解説では、「●●の事実が違法の根拠だ」と解説して終わりになってしまいがちですが、この講座では色で事実をマーキングすることで記憶に残りやすい工夫をしています。
この講座は、国木先生が問題文を読み進めながら解説するため、TOP合格者がどのような流れで問題文を読み、事実をピックアップしていくのか、そのリアルな思考プロセスを理解することが可能になります。
この講座は、平成23年~令和4年の10年度分の解説をメインに行います(おまけで平成18年~平成22年の解説も付きます)。
通常であれば年度順に解説していきますが、あえてこの講座では出題が必須の捜査分野の論点をグループ化し、グループごとに解説を進めていきます。
この講座は、問題文の読解だけでなく、ピックアップした事実を実際に答案に落とし込む解説も行います。答案例は国木先生の書き下ろしです。
この講座を受講すれば、事実を見極める力だけでなく、それを表現する力も同時に訓練することが可能になります。
この講座の購入者特典として、すでに販売が終了した『刑事系TOPが作った刑事訴訟法 司法試験過去問講座/H18~H22』が附属します(H18~H22の講座は音声ファイルでの提供になります。)。司法試験本試験平成18年~平成22年の解説も合わせて受講が可能です。
また、国木先生が考える『伝聞法則の考え方』講義、『強制処分/任意処分』講義も附属します。
受講形式
インターネット環境下でのストリーミング配信でご受講いただけます。
画面に表示される問題文※・答案例はPDFでダウンロードできます。
※問題文のマーキングはカラーでの提供になります。
問題文・答案例の製本・配送は行いません。
配信状況
・強制処分・任意処分
平成27年・平成30年・令和4年・平成28年 配信中
・逮捕・勾留
平成23年・平成25年・令和元年 配信中
・取調べ
平成26年・令和2年 配信中
・捜索・差押え
平成24年・平成29年・令和3年 配信中
・特典動画(伝聞/強制処分と任意処分) 配信中
講義時間:
約15時間15分
配信状況:
全講義配信中
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