本講座は、葵千秋先生による『民法(全)(第2版)』と民法短答過去問をベースとした、インプット・アウトプット統合型総まくり講座の民法総則版になります。
○こんな経験ありませんか?
信義則・権利濫用・制限行為能力・未成年あたりまではモチベーション高く勉強できた!
心裡留保・虚偽表示・錯誤 この辺りでちょっとつらい。
代理総論でかなりつらい...
無権代理・表見代理 もうこの辺りであまり教科書を開きたくなくなり、そっと閉じてしまった...
物権・債権をがっつり勉強した後に久しぶりに民法総則を勉強する。
たしかに知ってる論点だけど、民法総則は何度も勉強はしてるから正直飽きた...
無権代理の3類型の違いを覚える気が失せてしまった...
民法は法律基本科目の中で最も分量が多い科目だと言われています。
「分量が多い」というのは、単に条文数が多いだけではありません。条文のほかにも判例や理論も相当量に及びます。
したがって、大きく分けて条文知識・判例知識・理論知識の3つの分野を関連させながらインプットする必要があるのです。
だからこそ、最初にやる民法総則は「飽きやすい」。同じことの繰り返しで自分が本当に覚えているのかがわからなくなってしまうのです。
もっとも、現在は重要部分のみをまとめた優良書籍が多数出版されており、独学でも民法を効率的に学ぶことが可能になっています。
その中でも、『民法(全)(第2版)』は、1冊で民法の知識をまとめていること、試験委員の先生が執筆されているという点で、多くの独学受験生・合格者が利用しています。この書籍の登場により、知識の暗記・理解といったインプットの効率は飛躍的に上がったといえるでしょう。
インプットの効率を上げると同時に、民法ではアウトプットの効率化も必要になります。なぜなら、短答過去問の問題数も民法は他の科目と比較すると膨大な量になるからです。
条文・判例・理論のそれぞれの知識をインプットしたとして、各論点でそれらの知識がどういった形式で出題されているのか、条文重視なのか、判例重視なのか、理論重視なのか、それらを見極めなければ、せっかくインプットで効率化したにもかかわらず、アウトプットで時間を費やすことになってしまいます。
BEXAの看板講師、伊藤たける先生は学習の目的を次の4段階に分けています。
知る ⇒ 解く ⇒ 深める ⇒ まとめる
このうち、「民法(全)」は「すでにまとまっている最良の市販民法書」でしょう。本来であれば自分で知識や理解をまとめる段階を同書はカバーしてくれているのです。
本講座は、まとまっている民法(全)をベースに「知る」と「解く」に相当する部分を1つの講座で実施する総まくりをコンセプトとした講座です。
従来、「知る」と「解く」の段階を別々にやっているから効率が悪かった、だったら両方を同時並行的にやってしまおう!という講座です。
本講座の最大の特徴は、論点ごとに基本的な事項を確認しつつ、予備試験・司法試験の短答過去問の解説も合わせて受けられるという点です。
一般的な勉強法であれば、知識をインプットする⇒問題を解く、がブツ切りになっていますが、本講座はその2つを同時に実施します。インプットしてすぐにアウトプットするから知識も自然と身に付きます!
本講座は論点ごとに短答過去問を数年分取り扱います。
民法に限らず短答試験は、出題傾向というものがあります。どういう点がどういう形式で問われているのかという傾向があるのです。
インプットだけの学習をしていると、「これも大事かも、あれも出たら心配」というように優先順位を付けられず、手を広げがちになってしまいます。
本講座は論点ごとに短答過去問を数年分解説していくので、インプットと同時に該当論点の出題傾向を知ることが可能です。
そのため、「これは優先順位が下がるな」というように知識の重要度の線引きが可能になるのです。
民法はインプットするだけでも時間がかかる上に、過去問の問題数も7科目TOPの多さであるため、アウトプットにも時間がかかります。
本講座は、過去問を知識の解説と一遍に実施するため、インプット・アウトプットの学習時間を大きく省くことが可能です。
講座はインターネット環境下での動画ストリーミング配信でのご受講になります。
専用レジュメはPDFにてダウンロードしてご受講いただけます。テキスト製本・配送は実施いたしません。
また、指定書籍として『民法(全)(第2版)』を使用しますが、本講座には附属いたしません。別途ご用意ください。
講義時間:
約11時間55分
配信状況:
全講義配信中
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