法曹界を目指す上で、長期間の取り組みとなるため、自分のライフプランをしっかり考えること(決意!)が大切だと言われています。
その中で、情報が溢れている現代で有益な情報をどれだけ自分のものにできるかが勝負でもあります。
そんなあなたに、BEXA法科大学院受験の第一人者の藤澤たてひと先生の情報と併せて、有益な情報をお伝えいたします。
司法試験の受験資格を得るためには、
上記のいずれかを選ばなければなりません。
法科大学院に進学するメリットは、
「②修了もしくは修了見込みの単位を取得する」こと。そうすれば、司法試験の受験資格を確実に得ることができます。
予備試験の方が費用もかからない上に、最短コースだと考える方も多いと思います。
しかし、予備試験の合格率は4%。これでも本当に司法試験合格への近道でしょうか。
司法試験受験資格を確実に取得できる方法と考えると、実は、法科大学院卒業が近道だと思いませんか。
5月になると、各校が募集要項やパンフレットを公開し始めるようになります。
自分がどの法科大学院に進学するか、
既修コース?未修コース?にするかなど悩む時期ですね。
まず、
◯どの法科大学院に進学するかで司法試験の合格率が異なる
※どこでも合格すれば良いというわけではありません。
次に、
◯「既修コース」「未修コース」どちらのコースで受験するか選択が必要
実際は、既修・未修コースでは司法試験合格率に差があります。
未修コースの人は、既修コース入学者との1年だけの学習期間の差で、同等の知識を得るためには、大変な努力が必要になります。
そのため、実は未修コースの入学者は留年率が高いのも現実です。
自らが志望する法科大学院の既修・未修コースが、
どの程度の合格実績を出せているかという点を正確に把握することが大切になります。<要チェック!>
6月 | 私立大学法科大学院の願書提出 |
8~9月 | 私立大学の入試 |
9~10月 | 国立大学の出願 |
10〜11月 | 国立大学の入試時期 |
11〜1月 | 国立大学で二次募集出願時期 |
1〜2月 | 国立大学で二次試験 |
▼実際は、法科大学院によってスケジュールは細かく異なります。必ず募集要項等で確認してください。なお、昨年の実績は下記をご参照ください。
書き方の1番のポイントは、抽象的かつ理論だけで書かないこと!
そして、過去と自分のなりたい法律家の像が繋がっているかが大切となります。
面接では、志望理由書の内容に基づいて質問をされるので、
その法律家の像と合致しているかなど自分が書いた内容について、しっかり頭に入れておきましょう。
そのため、よく受験生は忘れがちなのですが、提出前に必ず印刷するなりデータとして保存するなりをしておきましょう。
提出から面接までタイムラグがあることや、複数校に異なるものを提出するため、前日には必ず写しを見直すことをおすすめします。
「どの分野でどのような取り組みをしていきたいのか」「法科大学院でどのような科目を学ぶ必要があるのか」までしっかり考えてから書くことが大切です。そのためには、自分が興味のある分野についてインターネットや新聞などで最新の動向まで調べましょう。
被害者側だけでなく、多角的な現状を理解しておくことがポイントです。
ポイント
「~の経験があるから、~をしたい」過去と未来をつなげること!
過去と未来の間に法科大学院があるという事を伝えましょう。
「理念」「こういう授業で〇〇先生がいる」など具体的なことが書いてあると良いです。
なぜこの法科大学院なのかを伝えましょう。
<参照>
◯2024年度法科大学院入試対策「この春、まだまだ時間のあるときに、受験校のステートメント課題を先取りしよう」
https://bexa.jp/columns/view/550
◯社会人法科大学院対策シリーズ (経歴に自信のない方向け) & ステートメント実践編 ~法政大学法科大学院を題材として~https://bexa.jp/columns/view/553
◯社会人法科大学院対策シリーズ およびステートメント実践編② ~日本大学法科大学院を題材として~
https://bexa.jp/columns/view/565
[大学別]
https://bexa.jp/columns/view/479(東京大学法科大学院)
https://bexa.jp/columns/view/474(一橋大学法科大学院)
[口頭対策]
◯法科大学院未修者特別選抜入試「口頭試問」対策 ~取り組みの少ない希少な導入講義~
https://bexa.jp/columns/view/459
法科大学院の小論文試験では、法律の専門知識は問いません。
そのため、幅広いテーマで出題されます。
何が課題なのかということに加え、賛否両方の意見を理解し、自分なりの考えをまとめましょう。
近年の法学未修者コース小論文については、「論評意見型」か「問題解決型小論文」が主流です。
一方で、市販の対策本は非常に古く、掲載されている内容は近年の傾向・対策とかけ離れたものとなっています。
そこで、法科大学院側が公表する問題解説・採点実感・解答は、受験生におすすめ!
無料で提供されており、かつ大学院の教授ら入試担当者が作成しているので、正確性や質については担保されています。
BEXA藤澤たてひと先生も市販の問題集や予備校で小論文対策をするよりも、費用は掛からないうえ、
これらをみっちりやることを強くお勧めしています。
各校の法学未修者コースの試験に十分に対策することが可能であり(演習書一冊分以上の量)、出題者が求める正確な解答例を無料で知ることができるからだそうです。
近年の筆記試験では、2つとなります。
⑴与えられた問題文(論評等)を読み、その文章の要約をしたうえで、それに対する自身の意見を問うもの(「論評意見型」)が主流。
または、
⑵当事者の会話が問題文に記載されており、そこで与えられた指示内容を踏まえた上で、対応策について回答するもの(「問題解決型」)
ポイント
①書くトレーニング
テーマをピックアップし、賛成・反対の意見をそれぞれ1時間・1500字でまとめてみましょう
②小論文は、「結論→理由→(反対意見)→まとめ」という構成が一般的。
論旨を明確に意識して書きましょう。
③自分以外の人に読んでもらいましょう!
既修者コースの受験者には法律専門科目の試験が課せられます。
一般的には、基本的な問題が出題されます。
深い知識は入りません!幅広い知識を迷わず書ける心がけるといいでしょう。
一方で、一部の国立や上位の法科大学院ではさらに深い知識も求められます。
そのため、志望校の出題科目をしっかり調べておきましょう。
なぜなら志望校の過去問を繰り返し解くことが大切だからです。
大学院ごとに出題傾向に異なり、特徴があるので、そこを把握し対策しましょう!
ポイント
基礎を盤石に固めておきましょう!
2021年5月から法科大学院受験にかかわるタイムリーな情報から独自のデータ収集や分析まで「藤澤たてひと〇法科大学院受験シリーズ」として、50本連載しています。
(プロフィール)
・謎の「ロースクール入試情報マニア」by伊藤たける先生
・Twitterでも法科大学院入試にかかわる発信(@fujisawa_bexa)
→ 分析がかなり詳しくてわかりやすいので、僕はいつも参考にしています!とのお声も多々!
役に立った:1