「夏休みは、まとまった勉強時間を使って一気に力を伸ばすチャンス!」
そうは言われても、「何から始めればいいのかわからない」と悩むロースクール生も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなロースクール生の夏休みについて、BEXA講師で司法試験一発合格・公法系上位1%合格者の大谷講師に話を聞きました。
大谷講師が実践していたのは、演習書には手を出さず、ひたすら過去問を繰り返す学習法。
しかし、ただ繰り返すだけではありません。
大谷講師が夏休みに最も力を入れていたのは、手書きでのフル起案練習でした。
本番と同じ制限時間(1時間45分)で、初見の過去問を1通手書きで解く。
これを週2回のペースで実施し、学生同士で答案を見せ合う“自主ゼミ”にも参加していました。
1週間で3〜5通の答案を作成し、論点の確認よりも「答案構成」や「書き方」など、実戦力の養成に重点を置いていたといいます。
知識面での最大の特徴は、「六法」への徹底的な情報集約にあります。
短答対策として過去問を解いたあとは、重要知識を六法に書き込み、さらに論文対策として論点や定義も自筆で追記。「六法を開けば、すべての情報がそこにある」状態を目指しました。
また、多くの受験生が使用する論証集はあえて使わず、この六法を全科目に対応した「知識の一元化教材」として活用。ページを自分で追加し、手書きの論証や知識をどんどん書き込むことで、自分だけのオリジナル参考書を作り上げました。
この作業を、徹底的にやり抜き、試験直前まで使える究極の「知識の一元化教材」が出来上がったのです。
司法試験対策では、論証集や予備校教材など情報があふれがちです。
しかし、大谷講師は教材を徹底的に絞り込み、過去問と六法をとことん使い込むスタイルを貫きました。
「これ!」と決めた教材を使い切る。それが大谷講師の合格の「勝ちパターン」でした!
「知識の一元化と言っても重要な知識とそうでない知識の見分けは難しい…」
「全部重要そうに見えてしまう…」
そんな方向けにBEXAでは有力講師が重要知識に重点をおいて解説する講座を取り揃えています。
まとまった期間が取れる夏休みを利用して、是非知識の一元化にチャレンジしてみてください!
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2025年7月16日 愛川拓巳 大瀧瑞樹 大谷大地 岡野伸聡 国木正 BEXA事務局 望月楓太郎 吉野勲
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