憲法といえば、人権というイメージが強いのではないでしょうか。過去問も統治はほとんど出題されていないことから、後回しになりがちなところがあるというのが現状です。
非常にもったいないことです。短答では人権と統治は1:1で出題されています。統治部分について対策すれば短答の得点は安定します(2でも後述します。)。
この講義では判例六法と補助レジュメを使用して、憲法統治について知識を解説いたします。
平成27年度の司法試験から短答が7科目から憲法・民法・刑法の3科目に変更されました。
配点割合は憲法:民法:刑法=50:75:50で、憲法は50/175を締めることになります。
そして、憲法の問題のうち、統治はほぼ半分です。
そうすると、憲法統治が占める割合は約25/175で約14%ということになります。
短答の合格ラインが約6割5分強(平成27年度:114/175)であることに鑑みると、統治の25点分で20点程度安定して確保することができれば、得点のとかく安定しずらい憲法の短答において、優位に立つことができます。
すなわち、合格ラインを115点と仮定した場合において、20点部分を確実に得点すれば、あとは95点確保すればよいことになります。
短答を安定させたい方にぜひともお勧めしたい講義です。
司法試験では1点に20人程度が位置しています。10点取ることは200人をごぼう抜きすることになります。
短時間でまとめるという講義の性質上、基本書に載っていること全てを網羅するような講義をすることは不可能です。
そして、それはコストパフォーマンスがあまりにも悪いです。
短答で出されるポイントはだいたい決まっていて、受験生が引っかかるポイントもだいたい決まっています。
ちょっとしたコツを知るだけで得点が簡単に上がる。
それが憲法の統治の短答です。
北斗の拳で言うところの秘孔を突くような感じでポイントとなる知識を指摘します。
講義では条文ごとに簡単にポイントをまとめたレジュメを配布します。
講義を聴きながら書き込んで頂く形式にします。
受動的に講義を聴くのではなく、手を動かしながらレジュメに知識を書き込んでいくことにより、知識の定着率が上がります。
講義を何回も聞き直すことなく、復習はレジュメを読み返すだけになるようになり、直前期に見返すのに最適の自分だけのテキストが出来上がります。
予備試験の論文で平成24年、平成27年に出題されています。これらについても解説を致します(答案例、答案構成例付き)。
講義時間:
約6時間9分
配信状況:
全講義配信中