司法試験・予備試験では基礎能力と応用力の両方が試されます。
この両方を限られた時間の中で解答・表現しなければなりません。分単位の戦いになる中で、基礎能力にあたる条文検索や要件列挙に時間を割かれていては、未知の問題で力を発揮することができません。
未知の問題でない限り、六法を引く作業は最小限にすべきであって最終的な確認作業でなければならないのです。
正確な理解がなく、知識が定着していないと"これでいいのか?"と疑問に苛まれ不要な時間をロスしてしまいます。
このロスが試験本番では致命的な差になってしまうのです!
また、法律によっては条文に書かれていない要件や複数の条文にまたがって要件が書かれているものもあります。
司法試験・予備試験の基礎知識の有無はこういった書かれていない要件解釈や条文構造を理解しているか否かによって判断されるのですから
その解答ができない=基礎知識がないと判断されてしまいます!
さらに、知識に頼った勉強では、司法試験で問われる応用問題(特に論文式試験)に正しく解答することなどできません。
たとえば要件該当性の問題なのか、その前提の問題なのか、はたまた解釈論なのか、法律・論点の構造を正確に理解していない上辺だけの知識だと、どの段階の問題として解答すべきなのか迷ってしまいます。
試験委員はそういった答案に敏感に反応します。構造的理解・論理順序が答案上表現できるか否かは、合否の大きな分かれ目になっているのです!
著者は、暗記の手間をいかに減らすかを考えました。
そして暗記作業を短縮するためにあるべき司法試験・予備試験教材の欠点に気付いたのです。
それが、条文構造と論点・制度の"整合性の欠如"です。
1つの論点を理解しようにも条文間の距離があったり、条文構造自体が複雑であったり、類似の制度から準用してきているため制度全体を俯瞰しづらいことなどの欠如があります。また、要件がそもそも書かれていないケースもあります。
司法試験・予備試験受験教材には、この点をカバーするものが少なく、受験生は独自に一覧表を作成するなどして対応しています。しかし、その作業自体の方向性の誤り、横断的視点・構造的分析の欠如、視認性の不足などにより、試験直前に瞬間的に見直せるものができているとはいい難いでしょう。結局"暗記作業のための暗記作業"として時間と労力を無駄にしてしまっているのです。
速習シートは、著者が暗記を"良い意味で楽にしたい"という動機で制作した視認性の高い一覧表です。
"良い意味で楽をする"とは、既存の法律・条文構造を一度分解し、受験生が特に漏らしがちな分野をピックアップ、5つの類型に分類し司法試験・予備試験に対応できる試験用条文構造を再構築したものと言っても過言ではないでしょう。
⇒試験では"あれ?これで正しいんだっけ?"と疑問に思うこと自体がタイムロスの原因になります。複雑な分野になればなおさらです。
このシートであらかじめ要件や制度構造を覚えておけば、即座に書くべき事項がわかりタイムロスが一気に減らせます!
⇒速習シートは整合性を意識した作りになっているため、素直に構造的な理解をすることが可能です。
整合性の欠如が埋まる=構造的な理解ができている=答案で書くべき場所を間違えないという最高のメリットがあります!
⇒短答式試験は類似の制度を比較させる問題が多く出題されます。速習シートで類似制度あらかじめ比較しておけば、制度の違いに即座に反応することが可能になり、手堅く点数を取ることが可能になります!
速習シートは下記分野を取り扱います。各分野1~2ページのシートになります。
・詐害的会社分割
・留置権
・組織再編
・不作為犯・中止犯・不能犯
・正当防衛・緊急避難・誤想防衛
・転用物訴権
・財源規制
・行政訴訟要件
・二段の推定
・行政法 行訴法訴訟要件
・民法・民事訴訟法 二段の推定
・民法 留置権と転用物訴権
・会社法 財源規制
・会社法 組織再編における定義
・会社法 詐害的会社分割
・会社法 利益相反取引
・刑法 共犯
・刑法 不作為犯・中止犯・過失犯
・刑法 正当防衛・緊急避難・誤想防衛等
・刑事訴訟法 令状捜索差押
・令状捜索差押 2月15日配信開始予定 配信中
・共犯 2月15日配信開始予定 配信中
・正当防衛 2月22日配信開始予定 配信中
・二段の推定 2月22日配信開始予定 配信中
・株主名簿名義書換え 2月28日配信開始予定 配信中
講義時間:
1時間30分程度
配信状況:
全講義配信中
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