あなたの論証に+1 憲法論証講義
本講義は、木村匠海先生の大人気シリーズ「論証+1シリーズ」の憲法論証講義になります。
こんな方におすすめ
・市販の憲法論証集を自分で加工して使えるものにしたい
・憲法論証・規範周りを理解しながら、うまい言い回し・フレーズを手に入れたい
・論証集に漏れがないのかをチェックしたい
・自分だけの論証集を作りたいけど、ベースとなる一元化テキスト(論証集)が欲しい
多くの合格者が論証集を”カスタマイズ”していた
憲法論証集を試験対策としてどのように活用していたのかについて、合格者の体験記やインタビューでは
・市販の論証集を自分なりに加工した
・論証集がそのままでは使えないので修正しながら学習した
・理解した内容を論証集にドンドン書き込んでいった
というフレーズが飛び交っており、多くの合格者が市販されている論証集を自ら使えるものにカスタマイズしていたようです。
カスタマイズの過程で”議論のレベル”がわかる
論証集をカスタマイズする作業は知識を「まとめる」作業ですが、意外にこの「まとめる」作業では頭を能動的に使います。そのため、非常にメリットが大きいです。
憲法は問題となる人権から該当の法令や処分が憲法に違反するのかという一連の流れを作り出すことに価値があります。
論証集を加工する、またはオリジナル論証集を作り上げる過程で、この一連の流れをイメージすることができ、”今自分がどこの話をしているのか”を強烈に記憶に残すことができるのです。
理念・コンセプト
あなただけのオリジナル論証集を作るお手伝い
一般的な論証講義は「理解してもらうこと」に念頭を置いていますが、本講義は「論証集を作ること」「論証集のカスタマイズを通して憲法の知識を使えるようにしてもらうこと」を目的としている講義です。あなたの論証集に+1(プラスワン)することで、より"使える"論証集制作をお手伝いします。
本講義を受講して論証集をカスタマイズできれば、あなたに合った論証集ができるだけでなく、カスタマイズの過程であなたの憲法の思考を鍛えることが可能になります。
この講座の特徴
本講義は人権と統治をそれぞれ「憲法人権論証講義」と「憲法統治論証講義」と題して2つに分けて販売しています。
論証集をカスタマイズすることを念頭においていますが、本講義のテキスト自体が論証集の形式を採っていますので、憲法の論証集を持っていない方でもそのまま使える内容になっています。
①縦のつながりではなく横のつながりを意識
憲法には、問題となっている人権にどれだけの価値があるのか、制約の程度、そこから導かれる判断枠組み、枠組みに基づいたあてはめ・評価など様々な段階があり、各段階で考慮する要素が異なってきます。
一般的な講義では、たとえば、表現の自由の集会・結社の自由であれば、その保障範囲~判例の事例紹介まで、1つの自由権を上から下まで一気に解説する場合が多いです。いわば1本縦の筋が通っているイメージです。
他方で、論証を作る上で重要なのは「使いどころがわかる」ことなので、そのためには「他の論点と比較することができる」横のつながり・横の視点が必要になります。
そこで本講義では、意識的に判例や理論を段階的に分解し、それぞれの段階ごとに章分けを加えます。
特に最頻出分野の表現の自由では、保障範囲で1つの章とし、いわゆる表現の自由の保障範囲を一気に解説します。制約については「事前規制」で1つの章、「事後規制」で1つの章というように制約の類型ごとに解説を加えます。
このように、同じ段階・同じテーマに関連する判例を並べることで横のつながりを意識し、論証の使いどころがはっきりできるよう工夫しています。
②漏れがなくなるようにステップ分け
本講義はfirst stepから、最大sixth stepまでステップ分けをして議論のレベルを分けています。
論証を作っていくと、どうしても1つの論点を深く掘り下げてしまい、基本的な論点がおろそかになりがちです。
ステップ分けすることで、自分の現在地を把握することができ、順を追って検討することが可能になります。
③使えるキーワードをピックアップ
論証作成の際は「なぜその論証になるのか」という理由づけ部分に悩んだりします。また、膨大な量の判例から理由に相当する部分をピックアップすることに一苦労したりします。
本講義では、論証を意識した解説をするため、判例の理由づけ部分やキーワードになる部分を重点的にピックアップしています。
本講義を受ければ、あなたの論証がさらにもう一段階重厚なものになり、網羅性を意識しつつも各論点の理解を深めることが可能になります。
①論文を意識しながら統治の知識をインプットでき、さらに論証集にもなる
本講義は、憲法統治を論文の視点から再構成したインプット兼論証講義です。論文の視点から知識を解説すると同時に、論証集として利用できる講師オリジナルテキストが附属します。
担当講師は、自身で1から論証集を全科目作り、その論証集で令和2年司法試験合格を果たした木村匠海先生です。
木村先生は予備校の論証集がテンプレート化されていて、「自信を持って書くことができない」という点を危惧し、自ら判例の判断枠組みで論証化しています。本講義は、その論証集を基本に憲法統治をカバーする講義です。
②条文から発信するから網羅性が高く、さらに理解度が深まる!
憲法も法律である以上、一部例外を除いて条文からの発信を意識する対策が重要です。本講義は条文(とその制度趣旨)から発信することを意識して統治の範囲をカバーしています。そのため、網羅性も問題ありません!
さらに、条文解釈や実質的理由を制度趣旨から解説しているため、論点+論証を覚えるだけの学習ではなく、論点の成り立ち⇒論点⇒制度趣旨⇒論証と理解度が深まる学習が可能です。
③判例の事実も含むからあてはめを意識した学習ができる!
予備試験も事例問題である以上、当然あてはめにも配点があります。木村先生は予備校の論証集だけでは「あてはめができない」という点も危惧しています。
そこで、本講義は判例の判断枠組みを論証として提示するだけでなく、各判例が注目した”事実”にも着目し、各判例が重視した事実も解説しています。
憲法統治でも判例が素材になる可能性があるため、本講義を受講すれば、あてはめの際にもどの事実に注目するべきかをチェックすることが可能になります。
④あてはめまで意識するから単なる論証講義ではなく、より下位の類型も意識できる!
さらに本講義では、あてはめを意識するため、判断枠組みとあてはめのちょうど中間に位置する行為類型も意識的に分割しています。
たとえば、衆議院が解散される類型は実は2パターンあり、①内閣が衆議院の信任を失った場合(対抗的解散権)と②内閣が民意を問う場合(裁量的解散権)に分かれます。
この各類型は解散の趣旨が異なるため、論証も異なれば、あてはめの方向性も異なってきます。
単に衆議院の解散という論点だけ知っているのみでは、表面的な理解しかされていないとみなされてしまうため、本講義ではより精緻な区分をしています。
受講条件
・講座形式
・定価
◾️木村匠海『あなたの論証に+1 判例で書くための憲法人権論証講義」+「あなたの論証に+1 基礎から分かる憲法統治論証講義』セット
16,000円(税込)
◾️木村拓海『あなたの論証に+1 判例で書くための憲法人権論証講義』
11,000円(税込)
◾️木村拓海『あなたの論証に+1 判例で書くための憲法人権論証講義』
8,000円(税込)
あなたの論証に+1(プラスワン)シリーズ