基礎的な文章力がない人の中には、「才能がない」と勘違いして、法曹になるという夢を諦めてしまう人もいらっしゃいます。しかし、けっして「才能」の問題ではありません。基礎的な文章力を養成する機会がこれまでなかった結果、基礎的な文章力がなく、結果実力も伸び悩んでしまっているだけです。本講座を基礎的な文章力を養成するきっかけとして、ぜひご活用ください。
司法試験、予備試験合格に必要な文章力を養うことで、各科目の特徴に沿った合格答案作成や学習上のポイントが理解できるようになります。従来の予備校のカリキュラムは、法律知識を教えることに重点を置く一方、文章力については受講生任せになってしまっています。そのため、①「読みやすい日本語の文章が書ける」、②「問いに答えている」、③「法的三段論法で書けている」といった基礎的な文章力を有しないまま、論文の書き始めて苦戦する人が後を絶ちません。こうした基礎的な文章力の差が点数の差につながっているのが現状です。
上記①-③を理解した上で学習を進めると、その後の法律知識も効率よく吸収することができます。いわば、基礎講座の受講や論文の演習に向かう前の準備運動のようなものです。準備運動をすることで怪我を予防するのと同じく、本講座によって司法試験ないし予備試験合格のための道しるべを示し、受験生の皆さんが迷子になるのを防ぎます。特に、文章例では当方が作成した文章の他、実際の受験生の答案を使用します。どうして読みづらい文章になってしまっているかを解説しながら講義するので、実戦に備えた力も養えます。
語句、文、段落の三段階で、注意するべき点を解説します。また、実際の文章例や受験生が書いた答案例を用いて、どうして読みづらくなっているか、文章を書く際の注意点について解説します。
設問文の読み方を解説します。特に近年の司法試験、予備試験では設問の指示が複雑な場合が多いので、設問の指示をいかに読み解くかも合格に必要な力になります。
法的三段論法(ないしは問題提起を含めてIRACと呼ばれることもありますが、本講座ではIRACも含めて法的三段論法と呼ぶことにします)で文章を書く際の注意点について、実際の答案例を用いて解説します。
自分自身が予備試験に短期合格できた理由は、大学院で基礎的な文章力を養成できていたからだと考えています。これを「才能」という人もいるかもしれませんが、私は違うと思っています。基礎的な文章力は、訓練を積めば誰でも習得できます。にもかかわらず、私の知る限り、既存の予備校は基礎的な文章力を養成する機会を十分に提供していないのが実情です。このため、「才能」の問題と勘違いしてしまった人が、受験に苦戦する、最悪の場合は、法曹になるという夢を諦めてしまいかねません。
講義を受ける前に予習する必要はありません。講義を受けた後、講義で扱った点、特に読みづらい文章の特徴が自分の文章に当てはまっていないか自己点検してみましょう。答案を書き始めている人は自分の答案、まだ答案を書いていない人は日常生活で自分が書いたメールやメッセージなどを見返してみましょう。講義では直し方も扱います。特徴が当てはまっていたら、その部分について自分で直してみましょう。
基礎的な文章力を養成する機会を提供している点です。これまでは「才能」の問題とされていた点について、丁寧に言語化して講義します。
また、講師がBoostarにて個別指導を承っている(2025年3月までの予定)ので、直接指導を受けることも可能です。
※別途、Boosterの利用料金がかかります。
URL:https://boostar.bexa.jp/
講義時間:
約0時間27分
配信状況:
全講義配信中
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