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2022年8月24日
4S基礎講座の7科目セットを受講しています。 受講途中ではありますが、講義とは別に自力で過去問対策は並行して行うべきでしょうか。それとも、講義を聞くのを優先した方が良いでしょうか。
これについては、講義の受講を優先した方が良いと思います。

 まず、司法試験系で最終合格を目指すに当たっては、過去問演習に早期に入ることが望ましいです。司法試験系で出題される短答・論文の問題はいずれも独特なので、早めに触れてみてアウトプットをすることが合格につながります。
 しかし、最低限の事前準備もせずに過去問演習に入ると、分からないことが多すぎて挫折のリスクがあります。そこでまずは、講義を受講して基礎的な事項を学ぶ必要があります。
 ドラクエに例えるなら、まずはスライムやドラキーといった弱い敵を倒してレベルアップする(講義を受講する)、そして強い敵に挑んで経験値をたくさん稼ぐ(過去問演習をする)という流れになるのです。

具体的な学習の進め方としては・・・

 4S論パタ講義を受講し、科目ごとの条文・思考過程を学びます。ここでは、問題文をどんな風に読み、どんな風に頭を使えば書くことを思いつけるかを意識して受講します。
 4S論パタで習う論文基本問題は、その科目の幹となる知識・考え方を凝縮してあるので、まずは論パタの問題に絞って学習しましょう。


 講義の受講が終わったら、論パタの復習を行います。ここでは答案構成(≒4S図)を作れればベストですが、作るのが難しい場合は、論パタテキストの問題と解答過程・答案例を、六法で条文を引きながら通読してください。
 司法試験系の論文問題は、アウトプットの負担が非常に大きいので、いきなり答案構成や答案そのものを作るのはハードルが高いと感じる人も多いです。そのため、まずはテキストの問題と答えを通読して、論文の独特のリズムに頭を慣らしましょう。
 目安としては、1科目について2~3回は通読すると、少しずつですが自分の頭で答案構成を作れるようになってきます。そのうえで、解けそうな問題の答案構成を各科目ごとに何問か作ってみましょう。


 上記②を終えた段階(≒論パタの内容が何となく頭に入った段階)で、いよいよ過去問演習に入ります。ここでは、予備論文過去問の中で何となく解きやすそうだと思った問題、あるいは最新年度の問題から演習しましょう。 もっとも、自力で解くのがきつければ、まずは②で述べたように、問題と解説・答案例を2~3回通読してください。そのうえで、答案構成を自分なりに作ってみましょう。

 また、短答過去問も並行して解きましょう。ここでは、全部の過去問をべたっと解くのではなく、正答率の高い問題(上3法なら60%・下4法なら50%)だけを拾って解いてください。何故かというと、正答率の高い問題と低い問題をごっちゃにして解くと、初学者~中級者段階では、知識のメリハリが破綻するリスクがあるからです。
 司法試験系の学習ではメリハリが重要であり、まずは重要基本事項(4S論パタ掲載の論文問題+正答率の高い短答過去問)に絞って演習することで、科目ごとの幹となる知識や考え方を身につける必要があります。つまり、幹となる部分が応用力・思考力の土台となるので、この幹の部分を集中的に鍛えないと根無し草になってしまうのです。
 そのため、論パタの受講を最優先で行う(幹となる知識や思考力を学ぶ)→論パタを復習してから過去問演習に入る→短答過去問は正答率の高い問題だけを解く。ひと通り解けてから正答率の低い問題に入るという流れが比較的おススメです。


 そして、上記③までをある程度終えられたら、4S条解講義を受講して下さい。条解を受講することで、アウトプットした知識や思考を点から線につなげることができ、より高いレベルで知識や思考を深めることができます。
 また、アウトプットをしたうえで余裕があれば、定期的に(1ヵ月に1回くらいのペースで)条解テキストや基本書の類を、分野・単元ごとでもよいので、通読できるとなお良いです。
 これは、人によっては、アウトプットしただけだと問題を解き散らかしたままの状態になってしまうことがあるので、散らかったアウトプットの経験を通読によって整理します。
 他方、アウトプットをそれなりにしていないと、具体例や臨場感を伴った知識や思考が身につかないので、この状態でインプットをしても効果が出にくいです。
 そのため、アウトプットからのインプットの方が効率が良い場合が多く、アウトプットの整理の観点からも通読が望ましかったりします。

 最終的には、論パタ掲載問題・予備論文過去問・短答過去問を、答えや解答過程を忘れたフリして何度もアウトプットし、適宜通読をするという流れを確立できれば完璧です。
(さらに読む)
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