BEXAが推す「吉野流 勉強の王道」シリーズ~①
40歳くらいまでで10%しか出世競争に勝ち残れない、と言われることがあります。
そんなネガティブな噂により、若者まで悟っているかのようにショッキングな調査結果がありました。
内閣府が全国の 13 歳~ 29 歳までの男女を対象として実施した「子供・若者の意識に関する調査」(令和元年度)において「自分が40歳になったときどのようになっているか」という未来予想について、「出世している」かの質問に『そう思う』と答えたのが38.3%、『そう思わない』と答えたのが61.7%というものです。
子供・若者の意識に関する調査 (令和元年度)
https://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/ishiki/r01/pdf/s2-7.pdf
からデータを抜粋・引用にて作成
若者の未来予想図は凄くショックでした。バリバリ働く社会人の皆さまはどう思われますか。
悟ってしまっているのですか。
いえ、悟るというよりも、ひと通り熟してきたからこそ、今は見切ったというか、退屈しているのではないですか。
退屈の虫が騒ぎ出すのを、真面目な理性が押さえているのかもしれません。だから、何となく悶々とした日々を送っている。それを若者が見て勘違いしているのでしょう。
企業も
企業の能力開発費の割合は、米国・フランス・ドイツ・イタリア・英国と比較し、突出して低い水準
厚生労働省:平成30年度版 労働経済の分析 -働き方の多様化に応じた人材育成のあり方- から引用
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/18/dl/18-1-2-1.pdf
じゃあ、どうする?
退屈しているなら
勉強するぞ!
近頃、AI時代に「消えゆく資格」や「消えゆく仕事」が取りざたされることが良くあります。難関資格でも消えてしまう危険性が高いものもあるそうですので、逆に「生きる資格」や「生きる仕事」はどんなものか考えてみましょう。
業務の中心が人と接する事は生き残れる様です。
例えば、法律関係(裁判官や検察官や弁護士)や医療関係(医師や看護師)やクリエイティブな仕事などだと考えられます。
どれも転職にはハードルが高いようにも感じ躊躇してしまいます。しかし、何かを始めるのを待つ必要はありません。社会人なら今まで修行のように待って来たかもしれませんが、その修行を活かせば、これからは待たなくて良いのではないでしょうか。
この記事をお読みの皆さまは、文系・事務系のご経験者が多いはずです。でしたら、何かを始めるなら法律関係をおすすめします。
なぜなら、法律関係、特に司法試験はたいへん民主的な制度となっており、学歴や職歴に関係無く、一発逆転の環境が整っているからです。後は、取り組むあなたが2度目のチャレンジを味わえるかどうかです。
アメリカンドリームではないですが、「司法試験ドリーム」は実現できます。
例えば、TVドラマ『HERO』(ヒーロー)の久利生 公平(くりう こうへい)検事のように中卒、高校中退でも、予備試験を経て司法試験に合格することは制度的に可能なんです。
このような風土は、旧司法試験でも新(現)司法試験制度でも変わらない法曹界気風です。「勉強している時点で法律家」だったと受験当時の気概を語る合格者や弁護士の先生は大勢いらっしゃいます。
その一人が、「王道基礎講座」で後進の指導をしている吉野勲先生です。
このシリーズでは、これからも吉野勲先生の「王道基礎講座」勉強法を切り口に、人生のセカンドオピニオンについて発信してまいります。
2023年1月11日 BEXA事務局 BEXA中高年応援部 吉野勲
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