ご質問ありがとうございます。
不安になるのも分かりますが、最初から問題を解き始めるメリットはいくつもあります。①最初から知識を詰め込むと挫折しやすい。②法律の学習に重要なのは紛争の問題を解決する思考過程なので、それを最初に学ぶことができる。③問題を解くために重要な知識から、使い方と連動して理解することができる。といったところが大きいです。まず、法律の勉強を知識を詰め込むことから始めてしまうと、使い方のイメージが湧かないまま、大量の難解な概念や論理と向き合わなくてはならないのですがその途中で挫折する方は多いです。しかも、そういった知識を詰め込むことから始まる講座や基本書の多くは(必然的に)問題を解決するためにさほど重要でない知識も網羅的に学習するつくりになっています。しかし、法律の問題は基本的に実際の紛争を解決することにあるので、問題となった事案から派生して知識を広げていくほうが理解しやすいという面があります。そもそも、現在体系化された理論等も出発点は個別の紛争だったと考えると、問題からスタートしたほうが重要な知識から身につけることができると、分かりやすいのではないでしょうか。そうはいっても基礎的な知識はないと、とっかかりが不安だというのももちろん分かりますが、4S基礎講座では基礎的な知識から身に付けられるよう過去問で繰り返し問われている分野や優先順位の高い問題を選別して構成されているので、安心していただければと思います。不安が強い場合はサンプル講座等を受講してみて、分かりやすいかどうかもチェックしてみるとよいかと思います。