ご質問ありがとうございます。
これは、条文単位の自然な記憶と思考で短答が解けるようになるという点で役立ちます。
まず、司法・予備の短答は、場当たり的に論点・判例をぶつ切りで押さえても点数が伸び悩むという落とし穴があります。これを防ぐには、丸暗記・棒暗記ではなく、条文単位で論点・判例を含む様々な法律知識を整理することが必要です。
そうすると4Sは、条文・処理手順に則って自然な形で論文を解いていくので、重要基本事項(試験対策上必ず押さえるべき条文・論点・判例等)を条文単位の自然な形で理解・記憶でき、論点・判例も場当たり的ではなく条文・体系的思考の中に位置付けて習得できるという大きなメリットがあります。
このメリット(論文・短答の両方で要求される、条文単位の自然な記憶と思考ができるようになる)故に、4Sは短答でも役立ちます。
もちろん短答を確実にクリアするに当たっては、短答プロパーという細かい知識もある程度習得する必要があります。しかしこのプロパー知識は、重要基本事項を条文単位の自然な形でそれなりに理解・記憶していないとそもそも習得しにくいので、4Sを通じて重要基本事項を条文単位で自然に習得することが前提として必要になります。
結論として、4Sを通じて条文・処理手順に則った学習することで様々な法律知識を自然に整理できるという点が、短答にも役立ちます。