ご質問ありがとうございます。
合格答案とご自身の答案を比較する際のポイントとしては、①条文や規範、問題文の事実がしっかり書けているか、②答案全体の文構造・論理構造に問題が無いかという点を意識するのが一手です。
まず①について、合格答案は条文や規範を正確に記述し、問題文の事実をしっかり摘示・評価できているものが多いです。そこで、ご自身の書いた答案と合格答案を比較し、自身の答案が条文の文言や番号、判例・通説を踏まえた規範を正確に記述できているか、問題文の事実を十分に拾えているかを見るとよいです。
次に②については、合格答案のうち特に上位の答案は、答案全体の日本語力が高いものが多いです。逆に不合格答案の多くは、論理矛盾をしたり日本語が読みにくかったりする場合が多いです。そこで比較の際に、自身の答案に論理矛盾が無いか、読みやすい日本語で書けているかを意識すると良いです。そして、合格答案の記述の中で使えそうな表現があれば、ルーズリーフなどに書きためてストックしておくと役立ちます。
以上の2点のポイントを念頭に置いて合格答案との比較を行うと、ご自身の答案の弱点・課題を言語化しやすいと思います。