ご質問ありがとうございます。
1個の行為から複数の客体に結果発生した場合は、錯誤論との関係で客体ごとに罪責を検討するところ、冒頭の書き出しで客体をまとめて書くと少し不自然になるリスクがあります。
そのため2-2-1では、答案例の1行目・11行目・33行目で、行為1について客体をMとNとKにそれぞれ書き分けているのです。
このように、客体ごとに分けて記載する分には問題なく、客体を全く明示しないと伝わりにくい答案になるので、基本的に客体は明示します。
2-1と2-2-1では、客体の明示の仕方が少し違うだけであり、客体は明示してあると思いますので、もう一度答案例を確認してみて下さい。