中村先生の4S基礎講座を受講しようか迷っています。4S基礎講座の特徴を教えていただけますでしょうか。
東大生でも落ちるけど、高卒でも合格するのが司法試験の特徴です。
なぜかというと、司法試験では「知識」よりも、法学独特の考え方に対する「慣れ」が必要だからです。
4Sの革命的なところは、いきなり「慣れ」から入るところです。
通常の予備校や、吉野先生の「王道」のやり方では、まずはひとおとりの「知識」を入れてから、だんだん「慣れ」ていくというステップを踏みます。
しかし、4Sは、いきなり「慣れ」から入り、後から「知識」を補充するスタイルを採ります。
たとえるならば、通常のやり方では、座学で、クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ……というそれぞれの泳ぎ方を学び、その後、ようやくプールに入るという感じです。
他方、4Sは、いきなりプールに入り、クロールをやってみましょう!というわけです。
4Sの素晴らしいところは、とにかく上達が早いことです。
一度、クロールが泳げるようになってしまえば、ほかの泳ぎ方はその応用ですよね。
もっとも、いきなり泳ぐのが不安、という人には向いていません。
とはいえ、おぼれて死ぬわけではないので、コスパを考えたら、私は4Sがいいと思います。
ぜひとも参考にしてみてくださいね。
ご質問ありがとうございます。
4S基礎講座の特徴としては、あらゆる法的問題を解決する普遍的な問題処理能力を身に付けることができることが挙げられます。
司法試験系の予備校等では科目ごとの知識や暗記による論証貼り付けといった対処、いわば物量作戦の学習を推奨している場合も少なくありませんが、4S基礎講座では全科目に通じる4Sという思考プロセス、過去問を分析して網羅された各科目の出題パターンごとの処理方法を学ぶことで、知識や論証貼り付けではなく、本番でどのような問題が出ても合格答案を自ら考えて書ける力を身につけることができます。
そのため、教材の分量も他の大手予備校等と比較して圧倒的に少ないです(もちろん合格に必要十分な力が付くものとなっています。)また、4Sの出発点は「国語力」なので、難解な法律用語を一通り覚えてから学習するよりは、初学者にもとっつきやすい講義になっています。
加えるなら比較的講座の受講料が安価であるのも特徴かと思います。