ご質問ありがとうございます。
下記の通り回答いたします。
論文答案を書く練習との兼ね合いでは、年末は、①司法試験と予備試験の出題趣旨・司法試験の採点実感・(上位)合格者の再現答案の熟読、②論文基本問題の解法の刷り込みを行うのが望ましいと考えます。
まず論文答案を書く練習に当たっては、合格答案のイメージをできる限り正しく持っておくことが必要です。合格答案のイメージを持たずに闇雲に答案を書いても、手の運動にしかならないリスクがあるからです。
そこで①として、出題趣旨や採点実感・(上位)合格者の再現答案をしっかり読み、合格答案のイメージを作るとともに、論文式試験でやってはいけないこと(例えば、法的三段論法を崩したり、条文の文言や番号を不正確に記述したりすること等)を把握しておきましょう。
また、②としてお手持ちの論文問題集を使用して、基本的な論文問題の解法を網羅的に頭に刷り込みましょう。司法・予備ともに、論文式試験では基本問題の習得ができているかどうかで、論文過去問の吸収度や文章表現力に差が出てきます。
そのため、論文基本問題の解法をより正確に習得することで、論文を書く底力を上げておくのが一手です。