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下記の通り、ご回答いたします。
答案添削やカウンセリングは、可能であれば、信頼できる合格者のものを受けた方が望ましいです。
まず、司法試験系では、論文式試験において合格答案を書けるようにしなければなりませんが、合格答案とは、知識に加えて文章の分かりやすさなどが求められます。すると、自分自身の書いた文章の癖や欠点というのは、意外と自分で把握するのが難しい場合が多いです。
そこで、信頼できる合格者から答案添削・カウンセリングを受け、自分自身では気づきにくい癖や欠点に気づかせてもらうことで、それを修正していくことが求められるのです。
もちろん、はじめから自分自身で癖や欠点に気づけて、それを自力修正できる人であれば答案添削・カウンセリングは必要ない場合も多いのですが、人間にとって自分自身を内省するというのは結構ハードルの高いことなのです。そのため可能であれば、信頼できる合格者からの答案添削・カウンセリングというフィードバックを受けた方が、自分自身の欠点に気づきやすいのです。
もちろん、答案添削・カウンセリングを受ければ芋づる式に受かるというものでもありません。大事なのは、それらを受けたうえで最終的に自分自身で欠点に気づけるようになり、自力で軌道修正できる力をつけることです。答案添削やカウンセリングを受けたこと自体に安心してしまうと、いつまでも自分自身を内省することができず、結局伸びません。
結論として、可能であれば受けた方が望ましいですが、自分で常に内省できるのであれば受けずとも合格できますし、逆にカウンセリングなどに依存・妄信してしまうと伸びるものも伸びません。
そのため、質問者さんがまだ自力で内省をして軌道修正できる学習段階にないのであれば受けた方が望ましいですが、ある程度自力でご自身の弱点と向き合うことができて軌道修正できるならば受けなくても問題ありません。