少なくとも、ある程度学習が進むまでは基本書の類いは必須ではありません。
基本書を役立てられるのは、ひと通り予備校教材と短答過去問を学習し、論文過去問にある程度食らいつけるようになってからという場合が多いからです。
そのため、知識0の状態から始めるのであれば、まずは4S教材だけに絞って取り組みましょう。そして、4S論パタの問題をある程度習得し、短答過去問も過去10年分くらい解き終えた段階であれば、基本書も併せて読むことで理解が深まります。
もっとも、知識0の状態で不安だという場合に、入門書の類いを読むのはアリです。この場合は、有斐閣ストゥディアから出版されている各科目の入門書や、伊藤真塾長の『伊藤真の入門シリーズ』が比較的おススメです。
基本書・予備校教材を問わず、ご自身の学習状況に応じて柔軟に学習方法や使用教材を検討していくと、合格可能性がぐんと高まります。