まず、受験生レベルでは、模範小六法までは必須ではありません。はじめのうちは、デイリー六法やポケット六法を使用するのがおススメです。
そのうえでおススメの方法としては、初学者~中級者段階であれば、テキスト一本に絞って、4S基礎講座の条解テキストに一元化した方が良いと思います。
条解テキストは、短答・論文で重要な事項を条文単位でまとめているので、最初のうちは条解テキストにマークなどをして学習する方が、知識の海に溺れずに済みます。
そして、4S論パタ掲載の問題をある程度習得し、短答過去問もひと通り解いてそれなりに正解できるようになった段階で、判例六法かお手持ちの模範小六法を併用するのはアリです。この段階であれば、判例付きの六法も、ある程度メリハリをつけて読みこなせるようになっているからです。
以上をまとめると・・・
①論パタ掲載問題と短答過去問にそれなりに習熟するまでは、4Sテキスト一本に絞って勉強を進めて下さい。この段階で判例付きの六法を使うのは負担が大きいうえ、初学者~中級者段階でいろんな知識に手を出すと、基本事項と短答プロパー事項のメリハリが破綻して混乱状態になるからです。
②ひと通り論パタと短答過去問を習得できたら、判例付き六法も併用して、知識をチェックするのもアリです。基礎事項をある程度習得した段階であれば、自分なりにメリハリをつけて自学できるようになっているので、判例付き六法で知識を増やすことも可能だからです。