4S基礎講座で学習すれば、短答対策も可能です。
まず短答対策では、各科目の核となる知識・解法をしっかり身につけることが大事です。短答は様々な問題が出題されますが、論文式試験で使う条文や解釈論の知識・考え方で対応できる問題も一定数あります。
このタイプの問題は、論文の学習で培った知識や考え方で解いた方が負担が減ります。
次に、短答プロパーと呼ばれる、短答固有の細かい知識を問う問題も出題されます。このタイプの問題を正解するためには、最終的に短答プロパー知識を習得する必要があります。
しかしプロパー知識は、論文対策等を通じて、核となる基本事項を習得しないと、そもそも覚えにくいです。つまり、論文対策を通じてその科目の基本知識をしっかりと習得することが、プロパー知識を増やす土台となるのです。
司法試験系の学習はメリハリが大事でありまして、闇雲にいろんな知識を押さえようとすると、知識の海に溺れてしまいます。
そのため、まずは論文対策を行って基本問題を解き、その科目の核となる知識・考え方を習得した方が短答にも受かりやすくなります。
ですので、まずは4S基礎講座をしっかりと受講して、基本問題の知識・解法をしっかり習得してください。これらをしっかりと習得すれば、短答用に知識を増やすのは難しくありません。
とはいうものの、短答対策としては、短答過去問を解くのがベストです。そこで、ある程度講座の受講が進んだら、短答過去問を並行して解いていってください。週に論文を何本か書いているとのことなので、その時間を短答過去問を解く時間に少し振り分けてみるのが一手です。
そして、ひととおり学習が進んだ段階で、4S条解講義を受講して下さい。ここでは、条文単位で知識をまとめて説明しますので、短答プロパー知識も併せて押さえられます。
以上をまとめると…
①4S基礎講義を受講して、基本的な論文問題を解くための知識・解法を習得することで、 最終合格するための基礎力が身につきます。ここで培った能力が、短答の問題を解くため の底力となります。
②上記①がある程度進んだら、短答過去問を並行して進めて下さい。おそらく、論文知識で 解ける問題はある程度対応できると思います。それ以外の問題は、できそうなところから 適宜押さえていきましょう。
③ひととおり学習が進んだら、4S条解講義を受講して、知識を条文単位でまとめて下さ
い。ここで、短答プロパー知識も併せて、全体の総復習を行います。