ご質問をいただきありがとうございます。
以下、講師からの回答をお伝えします。
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責任論は、そもそもどんな責任が発生するかという話です。
これに対し損害論は、責任が発生しているうえで、いくらの損害額になるのかという話です。
責任論は責任があるかないか、損害論は責任があるうえで具体的なお金の話というイメージになります。本問では、当事者が多数に渡るので、当事者ごとの処理を簡潔にするために、まずは共通する議論として責任論を処理しています。
そのため、まずは加害者側の責任論をまとめて書き、次に被害者側の事情をそれぞれ損害額ごとに分けて書くことで、内容がごっちゃにならないというメリットがあります。