ご質問をいただきありがとうございます。
以下、講師からの回答をお伝えします。
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本問は、裁量権ルートで解答しても、実戦的には合格ラインに乗ると考えられる問題です。相対評価の視点でいえば、受験生のほぼ全員が、本問を文言解釈ではなく裁量権の問題だと決め打ちするだろうといえるからです。
そのため、挙げていただいたような裁量権ルートの解答過程でも、実戦的には問題ありません。
本問が「安全上支障がない」という文言解釈で処理しているのは、受験対策として、裁量権ルートの一辺倒ではなく、裁量権以前の条文の文言解釈というルートも押さえておく方が理想的だからです。
そのため、頭の使い方としては、まずは条文の文言を素直に解釈してみる(文言解釈ルート)→裁量権がありそうな建付けになっていれば裁量権ルートを想起とするのがおすすめです。