予備試験短答を短期突破し、多くの受験生を合格に導いてきた「予備試験王」剛力大講師。
YouTube講義「R5年予備試験過去問まるっと1年解説」では、予備試験論文で評価を伸ばすための答案の考え方が解説されています。
予備試験論文では、法律知識があるだけでは合格には届きません。多くの受験生が同じ論点を書き、似たような答案を提出する中で、答案の評価を分けるポイントがあります。
予備試験論文では、平均的な答案を書くだけでは合格には届きません。
答案を見ていると、大きく崩れた答案は少ない一方で、C評価やD評価が並び、決定打となる答案がないケースがあります。つまり、平均的な答案では合格ラインに届かないということです。
もちろん、すべての問題でA答案を狙う必要があるわけではありません。重要なのは、A評価を取りに行くべき問題を見極め、そこで確実に点を伸ばすことです。
多くの受験生は、論点や論証の知識で差がつくと考えています。しかし実際の論文試験では、重要論点であれば多くの受験生が同じ論点に気づきます。
そのため、答案の評価を分けるのは問題文の事実をどのように評価するかという部分です。
論証を書くこと自体は多くの受験生ができます。答案の説得力を高めるには、問題文の事実を拾い、要件との関係で意味づけ、その評価を答案に書く必要があります。
YouTube講義では、令和5年予備試験刑法の問題を題材に、答案の差がどこで生まれるのかが具体的に解説されています。
設問2では、Xの携帯電話を取り出してリュックサックに入れた行為について、窃盗罪の成否が問題になります。窃盗罪では不法領得の意思が必要とされ、その中でも利用処分意思が問題になります。
しかし、問題文にはもう一つ重要な事情があります。それが携帯電話のGPS機能です。
携帯電話を取った理由は、単に物を遠くに捨てるためではありません。GPS機能を利用してXの死体の発見を困難にしようとしたという事情があります。
この事情に着目すると、携帯電話という財物から生じる効用を利用しようとしたと評価することができます。
予備試験を目指す受験生にとって、GWの期間は非常に重要です。
この時期は単に知識を増やすだけではなく、過去問を使った答案練習、答案の読み比べ、事実評価の理解を進めることが重要になります。
YouTube講義では、令和5年予備試験の過去問を題材に、実際の答案を見ながらA答案のポイントが解説されています。
2026年5月1日 剛力大
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