合格率が約1割と狭き門を突破され、目標に向かって努力してきたあなたのそのがんばりに心から敬意を表します。本当におめでとうございます!
合格の瞬間を喜びながらも、未来のキャリアに向けて新たなステップを踏むことは極めて重要です!変化の激しい現代社会では、多くの選択肢を持つことが成功の鍵となります。
学習した記憶が鮮明なうちに、キャリアアップを目指しませんか?
行政書士合格者の方が司法試験・予備試験に挑む場合、最も大きなアドバンテージは、既に獲得した知識を活かして効率的に学習を進められることです。
初学者と比較すると、行政書士は法律の基礎が固まっていることや法律学習に対する苦手意識が低いことから、スタートラインで有利な立場となります。
また、多くの司法試験受験者が精神的に不安を感じている中、行政書士としての合格経験から安心感を得ることもできるでしょう。
実際に、司法試験を受験する多くの受験生は、行政書士試験も併願していることがあります。これは、行政書士試験に合格した受験生が、その努力を予備試験でも有効に活用できる可能性があるからです。
では、具体的にみていきましょう!
以下の通り予備試験と行政書士試験とは、6科目試験科目が同じ!
つまりが大半の科目は、学習してきた内容をベースに学習が進められるのです。それだけで予備試験合格へ一歩近づいていませんか。
行政書士試験 | 予備試験 | |
---|---|---|
共通の科目 | 憲法、民法、商法・会社法、行政法、一般教養 | |
異なる科目 | - | 刑法、民事訴訟法、刑事訴訟法、法律実務基礎科目、法律選択科目 |
形式 |
択一式・記述式混合試験:試験1回で終了 法律科目 |
1次試験:短答式試験 法律科目(1科目30点、計270点) 2次試験:論文式試験(各科目1,500字程度) 法律10科目(1科目50点、計500点) 3次試験:口述式試験 民事実務基礎、刑事実務基礎(60点を基準点とし、57点から63点の間で採点) |
日程 |
例年11月第2日曜日頃 |
短答:7月頃(民事法90分、刑事法60分、公法60分) |
合格点 |
約6割程度 |
短答:約6割程度 |
合格率 |
6~15% |
短答:19〜24% |
「最短で予備試験を受ける」という方は、願書の交付が令和6年2月19日(月)~3月15日(金)、提出締切が3月15日(金)となっております。法務省または郵送の方法で取得できますので、合格発表後、すぐにこちらに申し込みましょう!
まずは「『X年』に合格したい」という合格目標を決めましょう。よく指標に使われるのは、予備試験合格まで、専業受験生だと2年、社会人受験生だと3年という数字を立ててることが少なくありません。そして、予備試験合格の翌年が司法試験合格の年で仮置きしましょう(予備試験合格者が司法試験に不合格になることは稀であるためです)。これらを参考にしつつ、あとは自分の学習環境から、許された可処分時間を推測し、目標となる合格年をずらして考えてみましょう。
もちろん、最短での合格は、学習開始の翌年に合格するということも、難関国家試験である行政書士試験の合格者であれば決して無理ではない目標です。特に、社会人生活をしながら学習時間を確保し、行政書士試験に合格したという方においては、同じように予備試験・司法試験のハードルは相対的に下がっていくものと思われます。
その後、何年プランで予備試験合格を目指すか、によって学習スタイルやスケジュールは異なります。しかしながら、共通して推奨の学習方法は「過去問」を通じた学習です。択一式試験においても、論文式試験においても、まず徹底して行うべきは「過去問対策」です。
特に、司法試験においては、試験問題を作成している試験委員が、論文式試験を出題した趣旨や、採点した後の実感をインターネット上に公開しています。こういったものも参考にしつつ、何が、どのように問われ、どのように回答することが求められていたのかを知ることができます。こういった補助資料も参考にしつつ、過去問としっかりと向き合うことがなにより重要です。
また、論文式試験は、「知識をつける」よりも「慣れる」ことで合格が近づく試験だとも言われています。(①出題形式に対応する、)②問題を法的に分析する、③法的に判断する(判断に基づき答案を起案する)という一連の解答プロセスに慣れることが合格への近道です。たとえば、司法試験においては、過去の合格者講師たちに徹底的に分析・研究されつづけていますので、先人の知恵や思考手順を目の当たりにし、シャドーイング(思考追従)することで、合格者の法的分析、法的判断、記述に、いちはやく慣れることが可能です。BEXAでもシャドーイングになる定評ある講座をいくつか公開していますので、ぜひとも手に取ってみてください。
行政書士試験を頑張ってきた方にとっては、択一式対策はすでに経験してきたものです。予備試験においても、司法試験においても、同様に考えることが可能です。
同じように、過去問を解いて、条文を必ず確認し、その後、主要判例、教材を確認する、この流れを繰り返していくことで問題なく突破することができます。ポイントは「条文」を必ず確認することです。もしかしたら、行政書士試験学習時代は、「条文」をおろそかにしてしまった、そういう方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、行政書士試験も司法試験も、いずれも「実務家登用試験」です。市民生活上のできごとについて法的分析に基づき、解決に導いていきます。そうすると、条文をひくことができ、条文という原理原則に基づいて思考できることが極めて重要です。特に、予備試験・司法試験の傾向では、「条文」をしっかりと指摘し、あてはめ、解釈していく人が合格し、比較的高い点数を獲得できています。
まずはこの短答式突破を目標として、とりあえず受けてみるのはいかがでしょうか。意外となんとかなり、じゃあ次は論文、次は口述、そういう対策の考え方で受験に臨む方も、例年少なくない方々が合格の道に辿り着いています。
もし再び行政書士試験にリベンジするという方ももちろん、「条文」から身につけることで合格が近づくこともありえますので、予備試験と行政書士試験を併願する、その際、予備試験の学習を行政書士試験に活かすことが合格への近道です。
以下は、予備試験・司法試験に合格するまでのルートのまとめです。合格目標プランニングの際、ご参考にしてください。
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<参考記事>司法書士/行政書士から弁護士へキャリアアップ ~ダブルライセンスで活躍しよう!~
2024年2月1日 吉野勲
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