今回は,HP掲載ではなくPDFでダウンロードしていただく形式となりました。
理由は,入試結果を「独自に取材」「分析」し記事にした結果,表やグラフの量が 非常に多くなったことからです。
(目次)
1 入学者選抜結果について
(1)出願者数・合格者数について
(2)考察
(3)来年度(2023 年度)入試の展望と対策
2 2022 年度東京大学法科大学院 第一段階選抜合格者分析
(1)前提(GPA について。項目⒊についても同じ)
(2)2022 年度入試 既修者コース 第一段階選抜合格者について
(3)2022 年度入試 未修者コース 第一段階選抜合格者について
3 2022 年度東京大学法科大学院 第二段階選抜合格者分析(既修者)
(1)既修者入試 合格者入試得点について
(2)合格最低点の分析について
(3)今年度 GPA ハンデ層の合格点について
(4)最終合格者の GPA 分布について
(5)合格者属性(調査対象者)
4 2022 年度東京大学法科大学院 第二段階選抜合格者分析(未修者)
(1)総括
(2)合格者の合格点について
2.2022年度東京大学法科大学院 第一段階選抜合格者分析
(1)前提(GPAについて。項目⒊についても同じ)
GPA (Grade Point Average)とは,各科目の成績から「特定の方式」によって算出された学生の成績評価値のこと、あるいはその成績評価方式のことを指す。
この「特定の方式」については,各大学や入学年度によりさまざまであるが,そもそも日本にGPA制度が導入された趣旨は,日本の大学では成績評価基準や方法が統一していないため,海外留学する際に各種障壁が多かったことに基づく。そのため,留学する際の統一基準として,最高評価を4~単位認定された最低評価を1として評価することとなった。
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(2)2022年度入試 既修者コース 第一段階選抜合格者について
今年度も同様に,GPAや外国語能力を証明する資格のスコアにより,一次選抜が実施された。
過年度の調査からすると,①外国語資格のスコアについては大学の方針からしても(理系の院を除く)足切り程度に用いるに過ぎず,それは法科大学院の入試でも同様といえる。ただし,一定程度の外国語能力がなければ,どんなにGPAが良くても一次試験で不合格となる事象は今年度入試についても生じている(上記表参照)。
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(3)2022年度入試 未修者コース 第一段階選抜合格者について
未修者入試については,一次選抜・二次選抜の合否結果に対するGPAの影響は,既修者入試ほど大きくない。また理系枠・社会人枠という特別枠も設けられていることから,GPAのみに重きを置くという傾向はみられない。
ただし,GPAが低すぎる場合,一次選抜で不合格となる点に注意する必要である。
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2022年1月11日 藤澤たてひと
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