まず私は、
C社の主張を消極的結社の自由1本で構成し、
↓
反論で“Cは、その営むBが実際に商店会に加入しなかった以上、自由1を制約されていない。”とし、
↓
私見で、むしろ「職業選択の自由」に含まれる営業の自由が制約されていると転回して、あとは審査基準の厳緩調整(特に規制目的・態様の検討)とあてはめでドバドバ書きまくり
という筋が最も得点効率が高いと考えて、そのような答案例をTAC『予備試験 4A論文過去問分析講義』用に作りました(9月~BEXA『予備試験 4S論文過去問分析講義』(仮)の中で提供予定)。
その観点からは、「c社の憲法上の主張として、人権カタログの検討順序より、結社の自由を中心にして論述しました。」というのは、大正解です!
また、
>相手側の、経済的自由権でしか保障されないとの主張は、どの段階でどのように展開するのが適当でしょうか。
→反論ないし私見として展開するのが適当でしょう。
私は、「職業選択の自由」に含まれる営業の自由をメイン=私見でガッツリ書きたいと思ったので、サラリと書くべき反論では触れず、私見にまわしました。
営業の自由メインと見たのは、問題文の
・“営業”停止という文言×2
・条例の“目的”についての事情が多い
からです。
>2点の自由の主張が行える場合、書き分けた方がよいのでしょうか。
→本問のように三者方式の場合、うまく書き分けられると得点効率を最大化できますよ~憲法の論文本試験問題は、上記のように、問題文の事情と条文をいかにうまく組み合わせるかのパズル・ゲームなのです。
2019年4月3日