環境法過去問平成21年第1問設問2小問2についての質問

お世話になっております。
標記の件ですが、清水先生の参考答案に、排出枠取引のデメリットとして、「経済的事情で排出量が減ったために枠があまりそれを売却するということになれば環境負荷の低減にならない」という記述がありますが、この部分の意味が理解できません。
排出量が減れば環境負荷は減るのでは?と思ってしまうのですが...
また、本件とは関係ありませんが、レジメのH29年度のファイルが破損していて開けないとの表示が出ます。
私のパソコンの調子が悪いだけでしたら申し訳ないのですが、一度ご確認くださると有難いです。
お忙しいところ恐縮ですが、ご回答の程、宜しくお願い致します。
未設定さん
2019年3月4日
選択科目 - 環境法
回答希望講師:清水啓示
回答:1

ベストアンサー ファーストアンサー
清水啓示の回答

ご質問ありがとうございます。

まず,H29年のレジュメに関してですが,申し訳ありませんが,私の方では技術的な対応はできません。講師に質問ではなく公式のお問い合わせの方から担当者までご連絡していただければ幸いです。


「経済的事情で排出量が減ったために枠があまりそれを売却するということになれば環境負荷の低減にならない」という記述についてですが以下の具体例を念頭においた記述でした。
Aという地域で100の排出枠があったのですが,経済的な困窮で70しか排出できなくて,30排出量の枠が余ったとします。一方でBという地域で100の排出枠があったにも関わらず130も輩出してしまったとします。これで30という枠をAからBに売ったとしても全体の排出量は200であって二酸化炭素の排出量はかわりません。こういった例を想定してこのような記述にしていました。
実際に日本が京都議定書に基づきハンガリーから二酸化炭素排出枠を買ったケースがあります。この時,ハンガリーは景気低迷で排出量が少なくなっていました。
以下,新聞の記事ですが参考までにURLを貼っておきます
http://www.asahi.com/special/070110/TKY200711250158.html

以上になりますが,よろしくお願いいたします。

また何かありましたら気軽に質問してください。

2019年3月7日


未設定さん
BEXAに登録したばかりでコメント機能の存在を知らず、遅くなってしまいました。
環境負荷の低減にならない=総排出量は変わらないということが分かり、すっきりしました。
お忙しい中、ご回答ありがとうございました。
また質問のある際には宜しくお願い致します。

2019年3月15日