ご質問ありがとうございます。
まず,H29年のレジュメに関してですが,申し訳ありませんが,私の方では技術的な対応はできません。講師に質問ではなく公式のお問い合わせの方から担当者までご連絡していただければ幸いです。
「経済的事情で排出量が減ったために枠があまりそれを売却するということになれば環境負荷の低減にならない」という記述についてですが以下の具体例を念頭においた記述でした。
Aという地域で100の排出枠があったのですが,経済的な困窮で70しか排出できなくて,30排出量の枠が余ったとします。一方でBという地域で100の排出枠があったにも関わらず130も輩出してしまったとします。これで30という枠をAからBに売ったとしても全体の排出量は200であって二酸化炭素の排出量はかわりません。こういった例を想定してこのような記述にしていました。
実際に日本が京都議定書に基づきハンガリーから二酸化炭素排出枠を買ったケースがあります。この時,ハンガリーは景気低迷で排出量が少なくなっていました。
以下,新聞の記事ですが参考までにURLを貼っておきます
http://www.asahi.com/special/070110/TKY200711250158.html
以上になりますが,よろしくお願いいたします。
また何かありましたら気軽に質問してください。
2019年3月7日