意思制圧を問題とする見解も、結局は重要な権利利益の制約があれば意思制圧があるといいやすい以上、意思制圧を否定しつつ、重要な権利利益の制約を肯定するというロジックはいかがなものかということを採点実感は述べています。さらに、明示的な意思に反しないことのみを理由に、意思制圧を否定するというロジックや、何らの理由付けなく意思制圧を否定するというロジックはいかがなものかということを採点実感は述べています。
ご指摘の見解の中身が具体的にわかりませんので、はっきりとはいえませんが、まずは以上のような採点実感の内容を踏まえる必要があります。
一般的に言って、問題文の事情を使い切るために、あえて論理を乱し、仮定的なあてはめを加えるという姿勢には、私は否定的です。
2019年1月26日