まず、基本的な答案の書き方は旧司法試験過去問のような1時間型の問題でも養えるので、そっちで勉強した方が効率が良いです。また、論点の網羅性も歴史が違うので当然ですが旧司法試験過去問の方が網羅性があり、穴がなくなります。
やってみるとわかりますが、旧新過去問の制限時間が1時間と2時間だから復習時間も倍で済むかというと、僕の感覚では何倍もかかります。
基本的な答案の書き方、点の取り方(事実を使う、誘導に乗る等)、採点実感で繰り返し言われていること、これらさえできていれば、繰り返し書く必要性は個人的には感じません。
とりわけ、予備校答練を通常は受けることになると思いますが、長文問題での点の取り方や誘導の乗り方は答練でも練習できます。
また、新司法試験過去問は事実が多いため旧司法試験過去問に比べて論点抽出が容易です。そのため、普段の勉強は旧司法試験過去問で勉強した方が訓練になります。より簡単に論点抽出ができるようになるでしょう。
以上の理由から何度もやるというより、一度しっかりやり、合格者に答案を見てもらうということを重視すると良いと考えています。
2015年4月14日