回答が遅れ、申し訳ございません。
入門書を読まれたとのことであれば、次にするべきは問題演習です。
入門書を何回読んでも、一定以上の知識定着は難しいのではないかと考えます。
予備試験を受験するとなれば、短答についての過去問演習が必要ですし、論文についての演習も必要です。それぞれは別個のようにも見えますが、車の両輪のようなところもあり、両者を進めていくことで、理解が進んでいきます。
短答は、市販の過去問集を用いて、とりあえず1周回してみることが大事です。
1周目は、投げ出したくなるとは思いますし、ものすごく時間がかかってしまいます。
しかし、飽きずに、あきらめずに、まずは1周回してください。どうしてもわからなければ、付箋をつけて1周目は放置しても構いません。
予備試験の場合、法律科目で7科目の短答があります。なので、一通り確認をするだけでかなりの時間がかかります。しかし、1周回すと、2周目は少し早く答えを導けるようになりますし、3周目はさらに早くなります。
短答の過去問に取り組む際は、まずは該当分野の教科書を確認→短答の過去問を解く→間違えたところや気になったところを再び教科書で確認というように、過去問と教科書を横断することが大事です。
過去問に取り組む過程で、教科書をさらに読み込むことで、知識が血肉へとなっていくのです。
論文は、司法試験と違い、ミスが許されません。論点1つを間違えると、途端に評価が低くなります。
時間内に書ききることは大前提ですが、限られた紙面のなかで自分の理解を正確に採点者に伝える必要があります。
司法試験に比べ、枚数自体は少ないですが、予備試験は予備試験なりのむずかしさがあるのです。
論文対策としては、まずは過去問をざっと確認し、難易度について自分なりに確認することが大事です。いまの自分とその難易度との差を明らかにし、どの科目が苦手なのか、逆に比較的できそうなのはどれか等を考えます。それをもとに、取り組むべき順序を決めてください。
予備試験であれ、司法試験であれ、答案が書けるようになってから書こうと思っていると、いつまでたっても答案を書く機会は訪れません。とりあえず書いてみるという気持ちが大事です。
そして何より、同じ法科大学院でも構いませんし、だれでも構わないのですが、お互いの答案を見せ合ったり、つらいときに励ましあったり…等々するためにも、共通の目標をもつ仲間を見つけてください。切磋琢磨しあえる仲間を見つけてください。
2018年4月26日