1.インプットのためのアウトプット
おそらく、書く分量が足りていないのは、アウトプットだけでなく、インプットにも問題があると思います。
書ける知識がない。あるいは、知識が足りない・定着度が低いために、問題文から何がどうと問われているのかを分析するのに時間がかかるのだと思います。
まずは、司法試験の問題を書いて、何がどう問われているのかをしっかりと分析し、分析して得られた科目ごとの出題傾向を意識して、インプットをする必要があると考えます。
過去問でのアウトプットは、(1)事案の分析方法・答案の書き方の確立というアウトプット面での訓練だけでなく、(2)科目ごとの出題傾向を分析し、インプットの範囲・視点を的確に絞り込むというところにもあります。
2.過去問と予備校答練の前後関係
予備校答練は、過去問で得た事案の分析方法・答案の書き方という技術的の定着・研磨を図るためのものですから、まずは、一通り過去問をやってから受講することをお勧めします。
なので、私の場合、年内に過去問を徹底的に分析し、インプットも一通り済ませた上で、1月から週一ペースで伊藤塾の答練を受けていました。
ですので、過去問と予備校答練の前後関係が逆になっています。
3.過去問が書きっぱなしになる理由
それは、過去問でなにを分析すればいいのかということが理解できていないからであると思います。
おそらく、なんとなく、力試しみたいな感覚で書いているのだと思います。
ですが、前記1で説明したとおり、過去問を書くことには、(1)事案の分析方法・答案の書き方の確立、及び(2)科目ごとの出題傾向を分析し、インプットの範囲・視点を的確に絞り込むという意味があります。
なので、前記(1)(2)を意識しながらであれば、一人であっても過去問の答練・分析はできます。
私も、浪人時代はほぼ1人で勉強していました。
方向性を間違わなければ、1人でもどんどん実力を伸ばすことができます。
あと8ヶ月しかありません、前記1.2.3を意識して過去問をやってみてください!
2015年9月10日