特定の思想と不可分に結びつく行為の禁止について

思想・良心の自由の文脈で、特定の思想と不可分に結びつく行為の禁止がなされた場合の審査基準につきまして、
①ロースクール・ポラリスの基礎編のテキストでは、厳格審査基準(テキスト2の32頁)
②『基本憲法Ⅰ』では、絶対的禁止(103頁)
となっております。
また、『基本憲法Ⅰ』のコラム(110頁)におきましても、「内心の自由は絶対的に保障される」というパターンを繰り返す答案が多いとの記述がございます。
そこで、(a)①②どちらの見解で処理するのが現時点で良いか。(b)コラムのこの記載の趣旨・真意がどこにあるか、ご教示願えませんでしょうか。
2018年1月31日
公法系 - 憲法
回答希望講師:伊藤たける
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ベストアンサー ファーストアンサー
伊藤たけるの回答

注意深くお読みいただきありがとうございます。

基本憲法の当該箇所は、木下先生によるものですので、真意は定かではありませんが、要するに、保護範囲や制約を論じる時に、外部的行為の事例ならば、範囲で保護範囲に含まれる、または、外部的行為により内心が制約されることがあると論じるべきということでしょう。

ロースクールポラリスの講義は、かなり簡素に説明をしたのですが、厳密な私の見解は、①対象が信条か内心か、②制約態様で区別するものです。
信条かつ直接制約ならば絶対的禁止ですが、本当にそれにあたるのかをしっかり認定しないといけません。
また、不可分一体の外部的行為による信条の制約の場合は、絶対的禁止と厳格審査基準とで見解が双方あり得ますので、信条や不可分一体の行為であることの認定をしっかり行った上で、厳格審査もクリアできるような論述を心がけるといいでしょう。

2018年1月31日

匿名さん
迅速にご対応いただき、ありがとうございました。

上記の記述は木下先生の記述だったのですね。伊藤たける先生のものだと思い、質問をしてしまい、大変申し訳ございません。

伊藤たける先生の私見も大変興味深いもので、ぜひストックさせていただければと思います。

ありがとうございました。

2018年2月4日