伊藤たける先生のツイッター記事「猛者」について

ツイッターでこんな記事を見ました。
「伊藤たける @itotakeru僕の修習クラスには、A起案量産機、予備試験合格の東大助手内定者と、ヤバイやつがいました。前者は裁判官、後者は裁判官への誘いを断り東大助手に。 僕なんてカスですよ。受験生の知らない世界には、猛者がたくさんいるのです。」

こういう「猛者」達は、どんな教育・過程を経て「猛者」になっていくのでしょうか? 必死の努力にもかかわらず、凡人にとどまる人との違いは何なんでしょうか?「受験生が知らない世界」と片づけるのではなく、受験生にその実際を教えてください。ただ、「センス」「才能」と片づけるのはあまりにも夢がなくさみしいです。
未設定さん
2015年8月19日
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回答希望講師:伊藤たける
回答:1

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伊藤たけるの回答

私自身が「猛者」ではないので、どうすればなれるかは、残念ながら神のみぞ知る世界でしょう。

ただ、いずみ寮で生活している部屋に、そのヒントはあるのかもしれません。

2名とも共通して、読書量と蔵書量がケタ違いでした。
他の修習生の部屋にはないような書籍がたくさんあり、その内容を面白いほど知っています。
例えば、令状基本問題、新実例刑事訴訟法などはお茶の子さいさいレベルです。
なので、並々ならぬ努力のたまものであることは間違いありません。

基本書を複数読むよりも、優れた法律文書や論文と格闘している経験値は、絶対的な差を産みます。

それと、2名とも、勉強を楽しんでいましたね。
勉強を苦だとは思わず、遊ぶかのように勉強をしています。

最後に、遊びも全力!ということですかね。
飲み会の幹事をやったり、男なのに模擬裁判で女性役を買って出て女装したりと、アホなことばかりやっていました。

センス・才能といった、遺伝的要素もあるのかもしれませんが、圧倒的な努力、マインド、遊び心を兼ね備えた人材になることが、猛者への近道なのかもしれません。

2015年8月19日