1.問 題 集
私は、『ウォッチング労働法』(有斐閣)で論点の問われ方、使い方について確認するとともに、論点の内容の理解を深めていました。
特に、土田道夫先生(元試験委員)の解説が非常に分かりやすく、土田先生の解説部分の問題意識が司法試験で出題されていることもあります。
2.重 要 判 例
近年、最新判例からの出題が増えていますので、平成24~25年あたりまでは重判掲載判例をおさえておくことが無難です。
しかも、平成27年第1問では、松下プラズマディスプレイ事件(最判H21.12.18)のみならず、下級審裁判例であるプレミアライン事件(宇都宮地栃木支決H21.4.28)も出題されており、いずれの判例についてもしっかりと理解しておかないと論述の方向性を誤ることになるような出題になっています。
重判掲載判例について、下級審裁判例も含めてしっかりとおさえておくことがベストです。
2015年7月27日