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H28予備試験について

上記問題を起案する際に私は、謝罪謝罪広告事件や君が代判決等が使えるかなと考え、思想良心の自由構成としました。しかし、複数の再現答案を見ますと、消極的表現の自由で構成した方が高得点がついている印象を受けました。この二つの自由の棲み分けがよくわかりません。どのような点に注意すれば見極めることができるのでしょうか
2017年3月28日
公法系 - 憲法
回答希望講師:伊藤たける
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ベストアンサー ファーストアンサー
伊藤たけるの回答

ご指名ありがとうございます。

思想・良心の自由でもよいのですが、団体には思想の自由は保障されないという学説があることがネックですね。
また、謝罪広告事件判決でもいわれているように、思想・良心の自由の保護範囲をめぐり争いがあります。近年の判決の多数意見の傾向では、狭義にとらえる信条説が有力ですから、今回のものが特定の政党を支持する表現ではないので、ガチガチの信条といえるかはやや疑問が残ります。

これに対し、消極的表現の自由は、イデオロギー的な表現か否かを問わずに問題にできる点が強みですね。
ただし、外部からの認識として、当該表現の帰属主体として、当事者が見られてしまうおそれがあることが要件となります。

このあたりは私の法学書院の解説でも触れていますから、ぜひともご一読くださいね。
司法試験 予備試験 論文式問題と解説〈平成28年度〉 https://www.amazon.co.jp/dp/4587235350/ref=cm_sw_r_cp_api_ArN2ybGC5AQYB

2017年3月28日