まず、学説の前に、判例の考え方でうまく当てはめればほとんどの事案で妥当な結論を導けるのでまずは不当利得に関する判例を参考にして下さい。判例の規範を正確に書けるようにし、当てはめ方を修得することが第一になります。
転換されました、とありますが、学説というのは学者の数だけありますので、現在でも公平説を採用する学者は多数あり、全ての学者がその学説を採用しているわけでもありませんし、類型論の中でも学説は多岐に渡ります。やはり判例をベースに司法試験は書くべきだと考えます。
また、今の司法試験民法では学説を展開することにあまり点はありません。ですから、公平説(判例ベース)でしっかり当てはめることの方が大事になります。
2015年7月15日