新司過去問演習について

新司過去問を自分で何回も書いて出題趣旨、採点実感、再現答案と何度も健勝することがいいとききますが、どのようなことを意識してやれば効果があがるのかアドバイスがあればお聞きしたいです。
未設定さん
2015年7月1日
初学者向け入門講座 - 司法試験に合格するには
回答希望講師:伊藤たける
回答:1

ベストアンサー ファーストアンサー
伊藤たけるの回答

ご質問ありがとうございます。
伊藤たけるです。

具体的には、次のような方法がよいと思います。

1 まずは書いてみる

まずは、2時間をきっちり時間を計って、フルスケールで書いてみてください!
このとき、ズルをしてはいけません。
可能であれば、お友達と一緒に、週1回曜日と時間を決めるとよいでしょう。

2 出題趣旨・採点実感を見る

次に、自分の書いた答案ができているのかを確認しましょう。
このとき、出題趣旨を横において、できていない部分をマーカーで塗ってみるとよいですね。
きっとカラフルな出題趣旨になるはずです。
さらに、採点実感にも、できていない部分をマーカーで塗るのです。

可能であれば、お友達にやってもらうのがよいでしょう。
その上で、完全解答をすると、どのようになるのかを勉強すると、必ず後で役に立つはずです。
このとき、法学セミナーや法学書院の解説、辰巳のぶんせき本などを参考にするとよいですね。

3 再現答案を読む

もっとも、この時点では、
「こんなに難しい問題を解けるわけないだろ!」
「ここまで書きたいけれども、実際にはどうやって書けばいいんだろう?」
「答案構成をどうするかが、そもそもわからない。」
と感じるかもしれません。

ここで再現答案の出番です。
評価が高い答案を読んで、「書き方」を学んでみましょう。
どうしても論証が長すぎて書ききれない、言葉がうまく思い浮かばなかった、そんな場所について、頭のいい人は度のように書いているのかを学ぶのです。

次に、評価が低い答案を読みましょう。
なんだ、これでも合格できるのか、と安心するはずです。
とはいえ、なぜ、評価されなかったのか、上位答案と比較して、その理由を探るとよいでしょう。

以上、簡単に、私の指導方法をご紹介しました!

2015年7月10日