総論編をご受講いただき,感謝いたします。
請負契約を例に,本質に遡る思考方法をお話ししたつもりでしたが,うまくニュアンスをくみ取っていただき,感謝いたします。そういう意味でも,非常に実力をお持ちと思料していますので,私の講座なんざ不要だとも思います(それがあるべき姿)。
ご指摘のように,どんなに理解していても,
書面審査がなされる司法試験との関係では,別途トレーニングが要求されることは事実です。ご自身字で自己添削などが可能であれば,それに越したことがないのですが,
私は,マス向けの講義より,1つ1つの答案に丹念に赤入れをさせていただき,いいところはよい,点数化させられている,そうでないところは具体的な改善点を示すことに,意味を感じます。
BEXAとも相談し,ぜひとも,そのようなものを実現したいですね。
該講座では,実践編で,旧司法試験・法科大学院入試問題を素材とする問題演習・問題へのアプローチ法,答案例の検討などを行っていますが,
各論編で用いたスキルを前提として,さらに踏み込んでお話をしています。
個別の問題で要求されるスキルや作法のようなものは,一件一件ちがうはずですから,自然と言えば自然な流れですが,各論編までで確認した本質的な思考方法は,そうは変わらないものと思っています。
2016年9月21日