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済 なぜ東京都管理職選考事件判決【百選Ⅰ５】は裁量論を出さなかったの？
憲法論で裁量論に踏み込む、踏み込まないの判断はどのようにしたらいいですか？
例えば管理職選考受験資格確認訴訟では、もっぱら合理的区別か否かを考慮してますが、任用制度という最高裁なら裁量を繰り出してきそうなトピックに裁量判断を使わなかったのはなぜなのでしょうか
例えば管理職選考受験資格確認訴訟では、もっぱら合理的区別か否かを考慮してますが、任用制度という最高裁なら裁量を繰り出してきそうなトピックに裁量判断を使わなかったのはなぜなのでしょうか
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伊藤たけるの回答
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ご指名ありがとうございます。
調査官解説によれば、「人事決定権に裁量はあるとしても、労働基準法３条に触れて、国籍に基づく別異取扱いは認められない」旨の解説をしています。
要するに「国籍差別する裁量なんてないんだよ」ということです。
高世三郎「判解」最判解民事篇平成１７年度（法曹会）７９～８０頁。
調査官解説によれば、「人事決定権に裁量はあるとしても、労働基準法３条に触れて、国籍に基づく別異取扱いは認められない」旨の解説をしています。
要するに「国籍差別する裁量なんてないんだよ」ということです。
高世三郎「判解」最判解民事篇平成１７年度（法曹会）７９～８０頁。
2016年5月13日
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