第一点について
この問題は商品役務の範囲も地理的範囲も国内であるのが所与のものとされているため、市場画定の演習には適さないと思います。
強いていえば、国内移動・旅行をしたい客は国際線では代替できないので商品役務は国内線に限られ、そうである以上地理的範囲も国内に限られるということになるでしょう。
第二点について
結論としてどちらもあり得ると思います。これは白石先生が好んで論じられる新幹線・飛行機問題と類似します。
ただ、実際の事件当事者の視点からという場合は別として、問題検討の戦略面ではシェアが分かってるのは国内線全体の市場なので、この場合はそちらで市場画定するのが吉です。
2020年12月28日