需要代替性で切ってもよいと考えます。
ただ、問題文を使うという意味では供給代替性の方が書きやすいかと思います。
供給代替性とは、現状、その商品役務を提供していないが、設備等を転用し同商品役務を提供し得るという事業者がいる場合には、その事業者を供給者に加えて考えるという発想を指しています。
一方、需要代替性は、価格等の競争変数が変わった場合に、需要者が代わりに選択し得る商品役務の範囲がどこまでか、という発想を指しています。
供給しようにも、そもそも需要がなければ経済法でいう市場は成立しませんから、根源的には、需要代替性の検討が供給代替性の検討に優先します。
普段問題を解くときは、まず需要代替性をメインに検討するということでよいと思います。
2020年3月16日