ご質問ありがとうございます。
消極的表現の自由とは、表現を「しない」自由です。
虚偽表現を削除することは、表現を「しない」自由ではなく、表現を「する」自由が行使できないという話の方がシンプルです。
そもそも論として、「○○をされない自由」という方をベースとして、憲法上の権利を探すのではなく、憲法上の権利である「表現の自由」がどのように制約されているのか、という発想で論じた方がよいでしょうね。
予備校や受験指導校では、「○○をされない自由」という方をベースにする指導がされちているのかもしれませんが、かなりガラパゴスな処理の仕方ですので、従う必要はありません。
2020年3月9日