ブランド内競争・ブランド間競争について

ジョンソンエンドジョンソン事件(百選75)のように、ブランド内・ブランド間競争を検討する場合に、市場はどのようにすればよろしいのでしょうか。
市場画定の際に、ジョンソンエンドジョンソンのコンタクト販売市場とした際に、ブランド内については検討する必要性は感じますが、ブランド間においては、市場の外にあるため、検討の必要性がないように感じるのですが、その際には、市場を広めにとってコンタクト販売市場としたほうが良いのでしょうか。
2020年2月26日
選択科目 - 経済法
回答希望講師:中山涼太
回答:1

ベストアンサー ファーストアンサー
中山涼太の回答

まず注意点ですが、ブランド間競争とブランド内競争が登場するときに、安易に両者を並立させて市場を考えてはいけません。
問題となる行為がどの市場を対象とし、あるいは影響を与えているのかという観点から検討対象市場を選ぶのが基本です。
ジョンソンエンドジョンソン事件で百選がメインで取り上げているのはブランド内競争に影響を与える行為なので、ブランド内競争の市場を画定して問題を検討するとよいでしょう。その意味で、質問後段のご理解は正しいと思います。ブランド間競争を含む広めの市場を画定する必要はありません。
ただし、ブランド間競争においてジョンソンエンドジョンソンのコンタクトがもつ競争力(指名購入する一般消費者がおおいという事情)は、小売業者にとって『ジョンソンエンドジョンソンの商品を失うと川下のコンタクト小売市場での競争が困難となるためジョンソンエンドジョンソンには逆らえない』という意味で問題となる行為の拘束力の強さに直結します。その観点からは、広めの市場を画定しないまでも、ブランド間競争を含んだ問題検討が必要になるでしょう。

2020年2月27日


匿名さん
JJコンタクト市場(ブランド内市場)とするかコンタクト市場(ブランド間市場)とするか否かは、需要の代替性がJJコンタクトとその他のコンタクトで認められるかで判断するという理解でよいでしょうか。また先日の先生のコメントにおいてJJ事件においては、ブランド内市場とすると回答がありましたが、百選75事件の判旨や新判例watchでブランド内市場とする事情が見つかりませんでした。先生はどういった事情をブランド内とする事情にしたのでしょうか。

2020年4月21日

第一文
違います。今一度回答をご確認頂けますと幸いです。
第二文・第三文
取り上げられている問題行為はブランド内市場の問題であることが明らかだと考えます。

2020年4月21日


匿名さん
ご回答いただきありがとうございます。
先生のコメントで理解することができました。
他の質問につきましても大変お手数をおかけいたしますが
よろしくお願いします。

2020年4月25日