吉野勲に聞く『合格への王道』 シリーズ① 勉強法で悩んで負のループにハマらないために!合格者に不可欠な〝素直さ〟という武器

 

 

 

初学者におすすめ!
【第一回】勉強法で悩んで負のループにハマらないために!合格者に不可欠な〝素直さ〟という武器

BEXA講師/吉野勲
明治大学法学部次席卒業。慶應義塾大学法科大学院既習コース首席合格。
2008年低合格率の司法試験を突破後、伊藤塾で司法試験の受験指導を行う。論文問題等の制作に関与し、本試験問題予想を見事的中させ、合格率を上げた実績を持つ。
これまで1800名が受講してきた講義の数々は「とにかく分かりやすく面白い」「講義を聞くだけでモチベーションが上がるから最後まで受けきれる!」と好評を博している。
ブログ「吉野勲の司法試験道場For Big Step

 

BEXA随一の人気講師・吉野勲先生が、BEXAユーザーからの質問に何でも答えてくれる、初学者必見の新シリーズ「合格への王道」がスタート。

今回は、BEXAコミュニティに数多く寄せられる「合格する人と不合格になる人の違いとは?」という質問について回答していただきました。

 

 

 

 

 

1.司法試験・予備試験の合格までは「最低3年」を覚悟しよう

司法試験・予備試験を受験するに当たり、本格的に勉強を始めて最低でも3年はかかると言われています。
受験者によって状況や可処分時間などは違うため、3年間の内訳を一概にいうことはできませんが、
1年目でインプットと基礎固め
2年目で初受験して、
3年目くらいから受かる人が出始める

というケースが一般的です。
そんな中でも、「早期で合格できる人」と「結果が出ずに落ち続けてしまう人」がいますね。


そこにはどんな違いがあると思いますか?
私が考える「受かりやすい人」に共通している一番の特徴は〝素直さ〟です。
教えられたこと、勧められたことを、まずはがむしゃらにやりきれる〝素直さ〟を持っているかどうかが、合格する人の強みになっているのです。

 

 

2."素直"に全力で取り組んでこそ課題を究明できる

私は15年間司法試験の講師を続けていますが、年を追うごとに〝素直さ〟のもつ力を実感するようになりました。
講義において、私たち講師は受講者の皆さんにたくさんのことを伝えています。
「これは大事」
「これは大事ではない」
「これは後回しでOKです」
「これは絶対に覚えてください」
「この部分はこんな勉強法が向いている」

こういった言葉を100%素直に受け取れるかどうか。
講師の言葉を信じて、自分の選んだ講座を信じて、まずは素直にがむしゃらに1年間頑張ってみる、ということがとても大切なのです。
意外と、ここでつまずく方が多いのです。

「この講座でよかったのだろうか」「この勉強法で正しいのか」と疑問を感じながら勉強を続けていると、他教材に手を広げすぎて、結局どの教材も中途半端になってしまいます。
こうなってしまうと、不調に陥ったときの原因究明はとても困難です。なぜなら、どの教材にも全力で取り組めていないために、それらの教材の効果を正しく得られなくなってしまうからです。つまり、勉強法が間違っているのか、自分にもっと合う選択肢があったのか、自分の努力不足だったのかが正確に判断できないのです。

こうして、原因究明も出来ないまま負のループにはまって、中途半端な勉強を非効率に続けてしまうという失敗例は決して珍しくありません。

色んな教材に手を出さず、まずは自分の選んだ講座と講師の言葉を信じて、素直に1年間やりきることが大事です。1年間やってみて成長の兆しが見えなければ、そこで初めて勉強法(講座)を変えればいいのです。

 

 

 

3.法律学ならではの「型」を身に着ける大切さ

法律を学ぶ上で、法律学ならではの言語・思考パターンに慣れることはとても大切です。
司法試験の論文式試験において必須となる論証(※)は、言い回しや記述すべき内容はある程度決まっています。
これはいわば空手の「型」のようなもので、この「型」を身に着けることが、学びの効率化につながります。
論文式の試験に対応するためには、次の3段階のプロセスが必要です。
①まずはとにかく論証を覚えることで「型」を身に着ける。
②その中で、重要なキーワードをインプットしストックしていく。
③インプットした言葉を、自分の言葉でアウトプットできるように訓練する。

私は講義の中で、あえて「写経」を勧めることがあります。論証を何度もノートに書き写すことですね。手を動かすことで、まずは「型」を体にしみこませることが必要だと考えるからです。
こういった「写経」や「丸暗記」といった地道な作業をいとわず取り組めるかどうかという点も、先ほどの〝素直さ〟の部分につながります。
受講者の方から「写経に意味はあるんですか?」と尋ねられることがあります。「騙されたと思って、まずはやってみて」と伝えてやってもらうと、しばらくして皆さん必ずこう言われます。
「写経を何故やるのか、分かった気がします」
「型」が身に付き、その効果が実感できたという事ですね。
初学者がつまずく原因の大半は、この「型」に不慣れだからです。初期段階でしっかりと「型」に慣れておくことで、その後の学びはとても効率的になります。
だからこそ、盤石な基礎を培うために、まずは〝素直〟に「型」を身に着けることが重要なのです。
※論証/ある論点が問題となる場合に必ず論じなければならない事項

 

 

 

4.初学者におすすめ!信頼と実績の吉野勲「王道基礎講座」を素直に信じてみよう!

 

吉野勲の「王道基礎講座」では、基礎知識を磨き、メリハリをつけるところまで、細やかにアドバイスします。

初学者で不安な方も、この講義を受講して極めることで、この講義だけで書けるようになりますし、合格に導きます。

今まで1800人以上が受講しており、吉野クラスの受講生で予備試験論文1位合格者もいます!

信頼と実績がありますので、素直に信じて大丈夫です!

「王道基礎講座」でしっかりと基礎固め、合格力向上のためにご活用ください。

 

 

司法試験予備試験講師
吉野 勲 講師
吉野 勲 講師
明治大学法学部次席卒業
慶應義塾大学法科大学院既習コース首席合格
2008年低合格率の司法試験を突破後、伊藤塾で司法試験の受験指導を行う。論文問題等の制作に関与し、本試験問題予想を見事的中させ、合格率を上げた実績を持つ。自らの経験に基づいた等身大のカウンセリングが人気に。
吉野講師受講生から2019 年度 予備試験論文    を輩出!!
論文合格に一番近い「基礎講座」

 

 

 

 

 

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編集・取材:石島聡子(リベルタ)
取材・文:池田真理子(リベルタ)

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2023年4月1日   吉野勲 

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