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多浪生が司法試験に合格した年の年末年始スケジュール【年始編】~ 司法試験cafe room at BEXA  Vol.7 ~

2022年1月6日   ぽんぽん 

試験で選ぶ - 法律系資格 - 司法試験
一般記事 - 受験生の悩みや苦しさに共感し背中をそっと押す - 司法試験cafe room at BEXA
 

社会人受験生体験4年にわたった第74期司法修習生が受験生に寄り添い共感し背中をそっと押します。

 

多浪生が司法試験に合格した年の年末年始スケジュール
<年始編>
年末年始は残り時間がぐんと縮まっていることに気付き、
焦りを感じるとき

~司法試験 cafe room at BEXA Vol.7~

***

1 年内に達成予定だったスケジュールが終わっていない…そんなあなたへ

あけましておめでとうございます!ぽんぽんです。
今年は厳冬ということで、豪雪の地域も多いと聞いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

年末年始にもかかわらず、今年も多くのご質問を質問箱に頂きました(ありがとうございます…!)。
その中でも特に目を引いたのは「年内に終了予定だったスケジュール、勉強計画、課題etc…が全く終わっていない」「年始からどう立て直せばよいか?」というご質問でした。
いよいよ2022年の幕開けということで、ここから答練の本格化、各種全国模試、そして受験シーズンの到来…と小刻みに受験生活が展開されていきます。
確実に受験の波に乗り、受験生お一人お一人にとって悔いのない受験生活となることを願って、元多浪生の立場からリベンジ合格した年の「年末年始スケジュール」をどう立てたか?今回は【年始編】について具体的にお話します。

是非ご一読いただき、幸先よく本試験まで駆け抜けて頂ければと思います。
それでは早速、見ていきましょう!

2 スケジュールを立て直すために―まずは、一番大切なポイントを押さえよう

これからの時期、受験生のメンタルは非常に繊細になります。
答練の成績が振るわない。自分の理解や学習の進度が友人より遅い。
過去問が難しすぎて解ける気がしない。短答式試験が急に不安になってきた…etc
普段なら笑い飛ばせるような、ほんのちょっとしたことにでも敏感に反応してしまい、
受験シーズンが到来する前に心がすっかり摩耗してしまう人もいるほどです。

そのような時期に自己肯定感を少しずつでも上げ、自分自身の合格を確信までは難しくても、「自分は精一杯やってきた。挑戦するぞ!」というポジティブな感情で自分を満たしつつ、合格に必要なスケジュールを自分自身で立てていくために一番大切なポイントは、「確実に達成できるスケジュールを立てること」ではないでしょうか。

「そんなの当たり前だよ」と思われるかもしれませんが、もし、ご自身の勉強が上手くいっていない実感がある場合はぜひスケジュール帳を開いてみてください。
時間的にも内容的にも厳しすぎる課題を、自分自身に課したスケジュールになっていないでしょうか?

達成困難なスケジュールを自分に課した場合、
「厳しすぎる課題を自分自身に課す」⇒「達成できない」⇒「こんな状況・自分では合格できない」⇒「焦りのあまりもっと過大なスケジュールにしてしまう」⇒「当然達成できず、より焦る」…このような無限の負のループに陥ってしまう可能性が非常に高いのです。

また、このようなスケジュールを自分に課した場合、真面目な受験生ほど「スケジュールを達成すること」それ自体にこだわってしまいます。
本来は「司法試験・予備試験の合格!」が目的であり、スケジュール自体は合格と言う目的の手段にすぎなかったはずなのですが、
いつの間にか「自分の立てたスケジュールを達成すること」が目的になってしまい、ふと気付いた頃には「あれ、なんで自分は受験勉強してたんだっけ…」と本来の目的を見失ってしまうことにもなりかねません。

このような事態を避けるためにも、確実に達成できるスケジュールを立てることを決して忘れず、一番大切にしていただければと思います。

3  自分が合格する方法を見つけよう―本当の意味での相対評価の視点を身に付ける

そもそも、受験生の多くが達成困難なスケジュールを立ててしまう理由はどこにあるのでしょうか。
これは、自分の中での「合格者」のイメージ像を高く設定しすぎているから、つまり「これくらいの実力の受験生が合格してくるだろう」という相対評価の視点のズレが原因ではないか、と私自身は感じています。

SNSや予備校の合格体験記には、優秀な合格者の声が溢れています。
その中には「この時期にはこういった勉強をしていた」「これをしたから合格したと思う」など具体的な勉強内容やスケジュールについて触れられたものもあります。
こういった方々の声に耳を傾けることで得る学びは多いですし、特に合格者が共通して行っている勉強は必見、必ず取り組むべき勉強なので私もよく参考にしていました。

しかし、他方で、その合格者は全合格者のうちのたった1人であること、そしてその合格者になり切らなくても合格する余地は十分あることを忘れないで頂きたいのです。
尊敬できる憧れの合格者や目標となる合格者との出会いは本当に素晴らしいものですが、その人が実践した方法を完コピしなければ合格できないということはありません。
また、その人が「平均的合格者」ということでもないのですから、その人レベルになるべく頑張る必要もありません。

「これくらいの実力の人が合格してくる」という相対評価の視点を掴む機会は、答練や全国模試など、今年共に受験に挑戦する人たちが集まる場所にあります。
そこで自分がどの程度戦えるのかを確認し、合格ラインからどの程度離れているのか?自分の現在地を把握することで、正しい相対評価の視点を掴んでいただければと思います。

正しい相対評価の視点を持てるようになれば、自分と合格ラインの差を正確に把握できるようになり、その差を埋めるための勉強=自分にとって本当に必要な勉強が見えてくるようになります。
いくらSNSを探しても見つからなかった「自分が」合格する方法は、自分自身でちゃんと見つけることができるものです。
焦らず、諦めず、今年の受験生たちが集う答練や模試などに挑戦してくださいね。

4 さあ、合格に向けたスケジュールを立てよう!

ここまで「確実に達成できるスケジュールを立てることが一番のポイントであること」そして「正しい相対評価の視点を持ち、自分が合格する方法を見つける方法」についてお話してきました。
あとは合格に向けたスケジュールを立てるのみですが、ここではスケジュールを立てる際の留意点をお伝えしたいと思います。

留意点①は「自分にとって必要な勉強を見極める」ことです。
自分にとって必要な勉強は人によるものですが、私の場合、「基本事項のヌケを補填すること」でした。
そこで、年始からは答練のスケジュールに沿って『趣旨規範ハンドブック(辰已法律研究所)』を何度も読み返し、気付いたことを書き込むこと+答練の復習と書き直しを出来る限り毎日行い、合格者が本番に確実に書いてくる基本事項をがっちり固めるスケジュールを立てました。
この時、優秀な合格者の方々は「過去問に毎日取り組む」「演習書に取り組む」等をされていると知ってはいたのですが、私にとってこれらは発展的・応用的な勉強であり、基本事項のヌケが目立つ今はすべきではないと判断しました。

留意点②は「体力の60~70%でこなせる量にする」ことです。
自分の立てたスケジュールを無理なく達成することは、自己肯定感にダイレクトにつながるのでぜひやって頂きたいのですが、達成のためには内容面だけでなく量的にもこなせることが重要です。
「ちょっと少ないかな?」と思っても、急な用事で勉強時間を削らざるを得ないこともありますし、丁寧な勉強や深い理解を心がけていると案外と時間がかかるものです。また、厳しい量を無茶苦茶にやるより、ちょっと少なくても丁寧にやる方が知識の定着も良いはずです。

留意点③は「1日は予備日にあてる」ことです。
受験シーズンが近付いていても、日常生活はお構いなしに進んでいきます。
思いもよらない急用、どうしても外せない家族サービス等、よくわからないトラップのような出来事が待ち受けているものですから、こういった出来事に時間が取られても確実に補填できるように、1週間を6日と考えてスケジュールを立て、1日は6日間でこなせなかった課題を消化する日に充てることで、より確実にスケジュールをこなせるようになるはずです。

5 合格の自信は自分で迎えに行こう―誰も頼れない世界で、自分のために戦う

受験生の時、そして今でもふとこんなことを考えます。
「誰かとびきり優秀な人が、自分の代わりに勉強してくれて、スペシャルな成績を修めてくれないかな」
「何かとても良いことが起こって、すごく簡単にラクに幸せになれないかな」
こんなことはもちろん現実にあり得ないのですが、とてもとても疲れているときや、本当に悲しいこと、落ち込むことが起こったときには現実逃避のように考えてしまう自分がいたし、今でも全く同じように思うときがあります。

目の前の厳しい現実と向き合うしかない中で、受験4回目にして私がようやくたどり着いたのは「合格の自信は自分で迎えに行くしかない」という覚悟でした。
どれだけ優秀な人を羨んでも、不出来な自分を責めても何も変わらなかったけど、
自分が足りないものを知るために答練や模試に参加し、不足部分を補填する努力を細かく補填し続け、日々スケジュールを確実にこなし、一定の成果を初めて手にする一連の過程の中で、少しずつ自信が湧き上がり、何かが変わっていくことを実感したからです。

結局、自分の問題は自分で解決するしかないとある意味で諦め、そして開き直り、コツコツと日々を進めていくしかないのだと思いますが、その結果得たものは確実に自分だけの成果です。

受験生の皆様が今年何らかの成果を得て、大きく羽ばたかれることを心より願っています。

【プロフィール】

私のことは「先生」ではなく「ぽんぽん」と気軽に呼んで頂けると嬉しいです。

大阪市立大学法学部を卒業後、東京大学法科大学院未修コースに進学・卒業し、
その後は実家に戻り社会人受験生を約4年にわたり続けた末にようやく合格、
現在、第74期司法修習生として奈良で司法修習中の元社会人司法試験受験生です。
普段はTwitter(@ponponazarashi)及びnote(『司法試験cafe room』)にて 未修×多浪×社会人受験生の失敗談・後悔に基づく勉強方法を発信しつつ、 弁護士求人ナビにて法律事務所就活ライターをしています。

なお、メンタルケアについての資格を取得しているわけではないので、専門的な知見を申し上げることはありません。

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