「ロースクール入試を受けてみたいけれど…」
そう思いながらも、仕事や学業で手いっぱいの毎日の中、その一歩を踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか。今回は、司法試験合格道場を受講してロースクール合格を果たしたIさんの体験談をご紹介します。
実際の受験勉強でどう活かされたのか、ぜひ参考にしてください!
受講前は、会社法や民訴などで基本概念の理解に苦戦し、教科書を読んでも頭に入ってこない悩みがありました。また、論文も文字は書けるものの、評価される答案の書き方や構成のフレームワークが分からず、何をどう書けば良いか見えていない状態でした。
受講してすぐに感じたことは、「理解が進む」ということです。単発で問題を解いたり、自分で教科書を読んだりすると、分からないところで止まってしまうんです。でも吉野先生の講義を聞くと、スーッと流れていく。問題を解いてまた戻ると、順調に進んでいくという感覚がありました。
印象的だったのは、高輪グリーンマンション事件の論点が定期テストで出題された時のことです。判例を知っていたので覚えた内容を書いたのですが、点数が悪くて。今なら分かるんですが、強制処分該当性と令状主義の限界を分けて書くべきところを、一緒に書いてしまっていたんです。その後、吉野先生の問題集を見たら分かれて書いてあって、「最初からこれをやっておけばよかった!」と思いました。そこからは、短文事例問題集に早期に取り組み、答案の型の習得するように努めたところ点数が取れるようになりました。
また、吉野先生の解説と解説の間にでてくる事例エピソードは、本当に模試や本試験で想起しやすいのが特徴です。憲法13条の判例解説において、警察が情報を集約することは危険だから、規制態様は強いのではないかという解説がありました。指紋データを全国から一箇所に集めて分析する話で、「一元的に集約するのって危なくないですか?」といった話をされていました。模試で似たような問題が出た時、「一元的に集約するから規制対応が必要」と書いたら、その記述が高く評価されました。
刑訴法の現行犯逮捕で「20分だから早い、3時間だから長い」ではなく、「誤認逮捕の恐れがあるかどうか」という観点から判断するという話があり、「仮に後ろから48時間ずっと追いかけていたら、誤認逮捕の恐れがないのだから、時間的場所的接着性を認めてもいいのではないか」との解説がありました。模試で、ストーカー男を娘、父親、警察が連携して逮捕する問題が出た時、この観点で書いたらうまくできました。
吉野先生の解説と解説の間にでてくる事例のエピソードが本当に想起しやすいんです!ちょっとした場面で、基本的概念が理解できるだけでなく、さらに進んで事例を解く際のヒントにもなりました。
もし、王道を受講していなければ、ロースクール入試は落ちたかギリギリ通ったぐらいだと思います。王道の学習はロー入試だけでなく、入学後も役立ちます。ロースクールに入ると、基本的なことを知っている前提で演習や深めの話、事例検討が始まるんです。基礎講座をやっていない人も結構いて、問題だけ解いていた人もいます。ロースクールに入学した人であっても、問題に載っている基本的な論点だけ解けて入れた人もいて、基本的なところで勉強が進まない、つまずいていくということがあるようです。
吉野先生がよくYouTubeで「未修コースが網羅的じゃないし、基礎中の基礎は教えないこともあるから、2,3年で苦しむ」と言われていますが、基礎講座をやっていなかったら、恐らくそのような状態だったと思います。本当に吉野先生の講義は頭に残っていて、模試や答練で問題を解いた時に「これ言ってたな」とパッと思い出せるんです。その観点で当てはめを書くと、フィードバックで「この記述が良かった」と評価されることが多くなりました。
短文事例問題を受けてよかったことは、問題文の読み方が学べたことです。 問題に書かれている事実の評価を先生が読みながら解説してくれるのですが、例えば刑訴で、「被疑事実と令状の有無は絶対に確認する」という話がありました。強盗や殺人なら重大犯罪で捜査の必要性が高い、令状がなくやったら令状主義違反の問題になる、そのような読み方がわかり本当に役立ちました。また、短答から論文への橋渡しとして、問題提起→規範→事実のあてはめなど基本的な型を、短文事例問題で習得できました。
最初は論点が全く分からない状況でした。問題を読んで「基礎講座でやったな」と思って答案を読んで、「ああ、こんな感じで書くんだ」と理解する段階でした。
答案の構造が分からなかったので、カラーマーキングをしました。
問題提起:緑
規範:紫
理由:青
判断基準:ピンク
事実関係:黄色
評価:オレンジ
短文事例と旧司・予備過去問にこのマーキングをして、おおまかな型が分かるようになりました。
規範部分を覚えて、論点抽出を確実にするようにして、ロー入試を迎えました。また、「規範をスラスラ言えるように」「テキストを見ずに説明できるように」という吉野先生の学習法を実践。試験1か月前には基礎講座を聞き終え、余裕を持って復習期間を確保できました。
科目 | 問題数 |
---|---|
憲法 | 30問 |
行政法 | 33問 |
民法 | 59問 |
商法 | 41問 |
民事訴訟法 | 40問 |
刑法 | 40問 |
刑事訴訟法 | 40問 |
最近、ロースクール入試が難しくなっているという話を聞きます。軽くやれば受かるとは言えませんが、基本的なテキストに載っている知識を、答案で使える形でしっかり覚えるというのが一番重要だと思います。ロースクール入試だけでなく、入学後、さらには司法試験を受ける前提として、この基礎固めが大切です。『司法試験道場』は、入試だけでなくその後も役立つ知識の基盤として非常に有益な講座だと思います。
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2025年10月16日 吉野勲
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