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今年残りわずか!「受かる力」をつけましょう!

 

令和5年予備試験短答に不合格だったあなたへ のこり1年をきりました


 

・自分は2024年予備試験合格を目指しているから今年は力試し

・2024年予備試験まで約1年あるから大丈夫

・来年から本気で頑張る

 

こんな風に考えていませんか?

8月の予備試験短答試験に不合格だったから、まだ時間があると考えてしまうと、残念ながら同じ結果になる危険性があります。
令和6年予備試験合格を目指すのならば、むしろあと1年しかないと考えませんか。
なぜなら、まさに今予備試験論文試験を迎えている、必死に勉強してきた受験生との差は大きくなるばかりだからです。

すでに短答合格レベルの受験生と来年は戦わなければならない

年度 論文試験/受験者数 合格者数 不合格者数
令和4年度 2,695名 481 2,214
令和3年度 2,633 479 2,154
令和2年度 2,439名 464名 1,975名
令和年元年度 2,580名 494名 2,086名

 

過去4年間の予備試験論文受験者数と合格者数から、予備試験論文試験の不合格者数を計算しました。上記の表を確認いただくと、毎年2,000名前後が不合格となっていることがわかります。この2,000名前後が翌年の予備試験を再度受験するのです。

つまり大事になってくるのが、上記2,000名がライバルになってくるため、予備試験論文受験生よりも早く勉強をはじめるということが大事になってきます!さらに言えば、予備論文受験生の受験後の傾向として、論文合格を見据えて翌年の司法試験の勉強をはじめます。
つまり、力の入れ所・試験後の小休止はあれど、勉強は1年間継続することになるのです。
 

○予備試験論文受験生の現時点での予想される行動

・8月~9月の間必死に勉強しているから実力が伸びる
・翌年の司法試験本試験を見据えて、予備論文試験後も勉強を継続するから実力が落ちない
・1000人単位で令和6年予備試験を再受験する
・令和6年予備試験再受験の際には、知識面・論文面でさらにレベルアップ


予備論文受験生は今必死に勉強して来年の貯金をしています!そのため、差はどんどん広がるばかりです。
したがって、9月~12月こそ、本気で令和6年予備試験最終合格を目指した学習が必要になります。

そこでまず大事になるのが、「受かる力をつける」ことです。

予備試験合格のためには、まず「基礎力」をおさらいしよう!

 

 試験合格において基礎力は必須です。
基礎力は、条文の理解と適切な法的論理の構築によって身につきます。その際に、条文のみならず、法的背景や権利も把握することが求められます。
また、法律に関して用語の定義が重要となるため、用語の正確な理解が必要です。同じ言葉でも、その意味が異なる場合があります。勉強する際に注意を払いましょう。
 法律における基本的な要素の一つは、要件と効果の関連性です。特に実体法の条文には、「〇〇の要件が満たしたら、○○のような効果が法律上認められますよ」とセットになっていることが多いです。法律世界は常に動的であるため、条文の文言が曖昧なことが多く、よくわからなくなってしまう受験生も多いのではないでしょうか。その曖昧さから「論点」が生まれます。ここで書き負けるとまずいです!
 それは、司法試験・予備試験は基本論点を書けることが大前提の試験だからです。基本論点に類似しているが、少し異なるところを試験では聞いてきます。そのため、基本論点を丸暗記していると、太刀打ちできなくなります。基本論点の母体である条文の制度趣旨は何なのかを考えて、未知の問題が出題されたときに対応できるように考える力を身につけましょう。

 条文と同様に重要なのが「判例」です。条文と判例の双方は車の両輪で、切っても切れない仲になります。そして、試験員は判例を使いこなすことができるかを非常に重視しています。ここ数年コスパ思考が増え、受験生が判例を無視した答案をつくるようになり、最近の論文試験問題で試験委員が憤りを感じていることが見受けられます。試験委員は、法律家としての素養を身につけてほしいと考えており、それは条文と判例であり、そして制度趣旨になります。これらを身につけた上で、判断基準や解釈基準、自説などは重要判例に従って答案を書きましょう。
 また、判例では事案(ストーリー)を軽んじてはいけません。規範の判断基準は自説であり、事実を規範に当てはめるときに法的な評価となります。そして、どのような評価を判例はしているのかを検討すべきです。そのためには、事案(具体的状況)、規範(法律の規定)、評価(法的な判断)の3つの要素を考慮する必要があり、それは基礎段階から意識し、理解したうえで活用しましょう。司法試験・予備試験は、判例の使い方を聞いているのです!

令和6年予備試験に合格するために「受かる力を身につけましょう」

<試験委員は受験生に何を求めているのか?>

 実は、試験官が受験生に求めているスキルや知識を把握することが重要です。
試験の要点や評価基準を考え、それに適合するような準備を行いましょう!試験官は条文や規範だけでなく、その上位概念である法的原則も重視します。折角基礎力をアップさせても、これらのポイントを押さえないと「受かる力」にならないんです!
 

①事案把握能力
 → 文字情報のビジュアル化能力

 司法試験・予備試験の問題文は近年長文化してきています。そのため、スピーディーに問題文を読みきり、事案を把握する能力が必要となります。問題文の事案を頭で整理できていない受験生は、トレーニングが不足だと考えられます。
 試験問題が長文化することに伴いリアリティがある問題になってきているため、事実関係が混みあってきています。つまり、ノイズ情報が多く含まれているのです。そのため、複雑な事実関係を把握しなければならず、文字情報からコンパクトに図式化や簡略化する能力を鍛える必要があります。鍛える方法として、勉強初期から判決文を読んでおくことが大切です。初見の試験問題の情報を頭の中で整理する力をつけましょう。
 

③論点抽出・選別能力
 →検討すべき論点に気付き(抽出)、論点毎のメリハリ(選別)をつける能力の2つ

 近年は、「なぜこの論点を書くのか」「どこを厚く答案に書くべきなのか」を試験当日に選別をしなければならなくなりました。つまり、旧司法試験では論点の抽出だけでよかったのが、現行の司法試験・予備試験はリアリティが増したため 「Aランクだから厚く書く」というわけではなくなったのです。
 事件を論点(争点)覚えた論証を書き、事案を解決するために、重要な論点を抽出しなければなりません。また、同じAランクでも答案に書く比重は同一ではなく、問題を読み解きながらメリハリをつける必要があります。
 論文試験対策の学習を進み始めると「規範部分を厚く論じるのか、軽く書くべきなのか」を悩む人が増えてきます。そのため上記のように、検討すべき論点に気付抽出)、論点毎のメリハリ(選別)をつける能力のセンスを磨く必要があります。そのため、「問題文の読み方スキル」が大事になってきます。近年の司法試験問題文が長文化してきているといいましたが、これは、情報量(ヒント)増えたということです。問題文の論点についての情報が多いときは、明らかに「その論点についてしっかり書いてね」という試験員からのメッセージが組み込まれています。例えば、当てはめで使用する事情が多く出てくるのです。逆に、Aランクであっても当てはめができないということは、メイン論点ではないということが読み解けます。
 しかし、それは、結論だけ覚えている学習法ではこのテクニックは使えません。「考慮要素」→「規範に当てはめ」→「評価部分」を意識して学習していれば、試験問題を読んでいると答案に書くべき部分が浮かび上がってくるようになってきます!

④事案分析能力 
 → 事実の「抽出」と「評価」

 本件事案の特殊性(学習した事例と異なる・類似する事例)に気がつく能力が必要となります。論文試験最大の山場であり、本番で必ず悩まされます。
特殊性を覚えることは無限にあるため無理です。ではどうすればよいのか?それは、オーソドックスからのずれを見つける(抽出)することです。基準からずれているものが特殊性であり、一本の直線からずれていると特殊性がわかるようになるために基準を持つ必要があります。それは「重要判例」なのです。
 司法試験は、受験生が判例を使いこなせるかを試しているため、重要判例を正確な理解をしているかが、あなたがまっすぐな定規を持っているとなります。それを何本を持っているかということが基本事項です。試験員が出題趣旨や採点実感で○○判例に言及しなければならないと記載してあるのです。

⑤答案作成能力
 →2~3年目で答練を受ける

 2時間で形式・実質両面で問いに応えた答案を書き切る能力をはかるため、受けましょう!自分がインプットした予備校の答練は解きやすいため、他校の予備校がよいでしょう。


最後に、司法試験・予備試験が求めるものは以下にまとめることができます。

・道具(=知識)の「数を競う」試験ではない
・道具の「使い方を競う」試験である
・「思考力」=「考える力」が問われる

まだ伸ばせる!点数アップのための正しい短答学習法とは?

 司法試験の短答試験では、ただ問題を何周も繰り返すのではなく、質を重視して理解を深めることで考える力を身につけることが重要です。
復習が足りないか、自己評価が甘い場合、合格点が取れないことがあります。徹底的にチェックしましょう。

 100%解ける問題に時間をかけるのではなく、間違えた問題に集中して取り組むことが効率的です。また、答えを覚えるだけではなく、法律の仕組みやロジックを理解することが大切です。

 合格できない人は、答えだけを覚えている場合が多いです。なぜそのような答えになるのか理由を理解することが大切であり、あいまいな理解を確実に正解できるようにしていきましょう。

 短答試験の勉強では、自分の理解度を正確に評価することが大切のため、少しでもわからない問題は必ず復習をして、確実に正解できるようにしましょう。短答試験対策には、正確な理解と復習が鍵となります。点数が伸びない場合はアプローチを見直し、効果的な勉強法を模索しましょう。
 

丸暗記ではなく、考える力がつく!「王道基礎講座」がおすすめ

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法律基本科目の7科目の短答過去問をベースに、各科目の特徴や解答のための思考方法を解説する講座です。

 短答式試験では、細かい知識や短答式試験でしか問われないような問題(以下、「短答プロパー問題」)が出題されるとよくいわれます。短答プロパーと一括りにしてしまうと、短答学習は、たちまち丸暗記に頼るだけの苦痛な学習となりがちです。
 本講義では、プロの講師が試験本番でどのような思考過程を経て解答に至るのかを示します。「趣旨から考える力」・「(試験の)現場思考力」を身につけることができ、また、覚えなくてはならない箇所なのか、現場思考や趣旨思考で解くべき問題なのか、その判断ができるようになることを到達目標としています。

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2023年9月9日   BEXA事務局 

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