平成4年旧司法試験刑事訴訟法第2問

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自白の証拠能力 - 偽計による自白

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 殺人事件の被疑者として勾留中の甲は、司法警察職員乙から取調べを受けた際、犯行を否認し、「犯行当日は、妻と一緒に旅行していた。」と供述した。これに対し、乙は、妻に確認することなく、甲に「妻は旅行していないと言っている。」と告げた。その結果、甲は、犯行を自白し、犯行に使用したナイフの隠匿場所も供述した。右自白及びナイフの証拠能力について論ぜよ。